人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:141円台後半から142円台を中心とする値動き
昨日のドル/円は終値ベースでは約0.3%上昇。米3月JOLTS求人件数が昨年9月以来の低水準となったほか、米4月消費者信頼感指数は2020年5月以来の水準へ悪化したことで一時141.96円前後まで下落した。ただ、トランプ米大統領が米自動車業界の関税負担を軽減させる大統領令に署名したことなどから、関税をめぐる懸念が和らぎドルの下値を支えた。
本日は米1-3月期国内総生産(GDP)に注目だ。米国経済はトランプ関税の影響から4-6月期に失速すると多くの市場参加者が予想している。そうした中で本日発表される1-3月期GDP(年率前期比)がマイナス成長となった場合、米経済がリセッション入りする可能性が高まる。そうなれば米連邦準備制度理事会(FRB)に対する早期利下げ期待が高まり、ドルが売られることになりそうだ。ただし、トランプ関税に関して、一部の主要国との交渉が進んでいると伝わっていることはドルの支援材料となろう。ドル/円は米国経済の現在と先行きに大きく影響を及ぼすであろう関税問題の動向に注視しつつ、141円台後半から142円台を中心とする値動きになりそうだ。
注目の経済指標:米GDP

注目のイベント:米企業決算

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米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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