高金利通貨の状況を動画で解説
動画配信期間:公開日から2週間
高金利通貨「メキシコペソ・南アフリカランド・トルコリラ」の状況をギュッと要約
最近の状況
<メキシコペソの状況>
• トランプ関税政策の被害者と見られていたが、意外に健闘
• アメリカ企業がメキシコでの工場建設を検討
• インフレ率4%超えで中銀目標上限4%を上回る
• 今後は利下げペースが鈍化する可能性
<南アフリカランドの状況>
• 連立内閣で政治的安定
• 消費税問題や大臣解雇問題で政治的緊張
• 製造業PMIは改善
• 失業率30%超が社会不安要因
• 金・プラチナ・パラジウム価格上昇が通貨を支援
<トルコリラの状況>
• 中央銀行にリラ強化の意図なし
• 貿易赤字を反映して自然下落
• 外貨準備を使った小刻みな介入実施
• 外貨預金比率約40%で国民の外貨志向強い
<結論>
メキシコペソは関税懸念にも関わらず貿易協定や企業投資により相対的に安定。南アフリカランドは政治リスクはあるものの資源価格上昇で支えられている。トルコリラは構造的な弱さが続いており、3通貨の中で最も厳しい状況。高金利通貨の中では、メキシコペソと南アフリカランドが耐えているが、トルコリラは粘り強さに欠けるため最下位となっている。

(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

野村雅道氏
FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。
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