動画配信期間:公開日から2週間

動画の内容をギュッと要約

市場の基調
- 世界分散投資の流れでドル安傾向
- アメリカ株は最高値更新もダウは8%高にとどまる
- 海外株が軒並み20%以上上昇
- ドル安でも円独歩高にならず、中盤程度の位置

日本経済・金融政策
- 基調的インフレ率は1%台で推移
- 日銀の利上げ圧力があるが、物価状況から必要性に疑問
- 貿易赤字は縮小傾向だが、黒字転換には原油50ドル以下が必要

米国情勢
- FOMC:0.5%利下げ実施、10月も0.5%利下げが80%の確率
- 植田議長は慎重姿勢、雇用悪化は認めるがインフレ高で簡単な利下げは困難
- AI普及による雇用への影響を示唆
- 財政の崖問題で民主党との話し合いをキャンセル

欧州・その他通貨
- ユーロ:最強通貨の2位、成長なきユーロ高状況
- イタリア格上げ、フランス格下げで南欧が相対的に改善
- ポンド:インフレ高で4位、債務増加懸念あり
- 豪ドル・NZドル:中国経済減速で最下位レベル

結論

不確実性によるドル安は継続するが、ドル安が必ずしも円独歩高にはつながらない状況が続く見通し。日本は貿易赤字体質により20世紀の円高パターンから脱却し、ドル安局面でも円は中位に位置する新しい構造となっている。原油価格50ドル以下への下落が円高転換の鍵となる。

外為マーケットビュー
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

野村雅道
野村雅道氏
FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。

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