テクニカル分析
5日連続陽線。10月17日の長い下ヒゲが効く
日足、5日連続陽線。10月17日の長い下ヒゲが効いている。10月17日-23日の上昇ラインがサポート。10月9日-23日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
週足、雲の上維持。ボリバン2σ上限。9月29日週-10月13日週の上昇ラインがサポート。24年5月20日週-25年10月6日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線上向き。
月足、8月は4か月ぶり陰線も9月は陽線。10月もここまで陽線。ボリバン中位越え。8月-9月の上昇ラインがサポート。24年5月-25年9月の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。5か月線上向き、20か月線下向き。
年足、2024年は4年振り対円で年足が陰線。今年は5月以降円と大接戦となったが現在はペソが円を大きく上回る。23年-24年の上昇ラインを一時下抜くが上抜き返す。21年-22年の上昇ラインがサポート。
VAMOS MEXICO
来年は緩やかに回復へ
エコノミスト33人への調査によると、メキシコ経済はインフレ上昇リスク懸念がありながらも、今年のほぼ停滞した状態から2026年にかけて緩やかに回復する見通し。
メキシコは25年前半、政府支出の減少や米関税を巡る不透明感の高まりによって一時的に停滞したが、その後は持ち直しつつある。
USMCAの再交渉が順調に進むと期待され、サッカーのワールドカップが短期的な景気刺激効果をもたらすと見込まれることが、主要な回復要因に挙げられている。
しかし、既に実施されている米関税措置や世界的な関税引き上げ懸念が、引き続きメキシコ経済の重荷となっている一方で、とりわけ自動車産業のような最も影響が大きい部門で貿易交渉が長引いている。
調査結果の中央値によると、GDPの予測は25年が0.5%増、26年が1.3%増。中銀が緩やかな金融緩和政策を継続しているため、25年が0.0%、26年が1.2%増とした7月時点の予測よりも上方修正された。
インフレ率は中銀が掲げる3%±1%の目標の上限近くで推移する見通しだ。(ロイター)