3日(水)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

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ドル/円の見通し:156円に接近すれば上値が重くなる

昨日のドル/円は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が一段と高まったことから一時155.01円前後まで下落。終値は前日比約0.4%安の155.22円前後だった。米11月ADP全国雇用者数が3.2万人減となり、労働市場の軟化が改めて意識された。米11月ISM非製造業景況指数で仕入れ価格指数が低下し、インフレ再加速への懸念が和らいだことも相まってドルが下落した。もっとも、米金利市場はすでに来週の25bp(0.25%ポイント)利下げを9割方織り込んでいたことから、ドル売りに心理的節目の155.00円を割り込むほどの勢いはなかった。本日のNY市場では米11月チャレンジャー人員削減数と米新規失業保険申請件数の発表が予定されている。引き続き米労働市場の軟化を示せばドルが続落することも考えられるが、もはや利下げの織り込み余地はほとんど残っていないだけにドル/円の下値余地も限定的だろう。今月1日に付けた154.66円前後の水準は下値支持として機能しそうだ。その反面、仮に反発しても156円に接近すれば上値が重くなるだろう。

注目の経済指標:米経済指標

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注目のイベント:ECB高官発言

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神田 卓也
神田 卓也(かんだ・たくや)
株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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