主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年10月6日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼5日(月)の為替相場
(1):高市首相 所信表明演説
(2):GPIF 基本ポートフォリオの検証なし
(3):ISM非製造業景況指数 予想を下回る
▼5日(月)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:157円台後半を中心にもみ合う展開/ ▼注目の経済指標・イベント
5日(月)の為替相場
期間:5日(月)午前7時00分~6日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):高市首相 所信表明演説
高市首相は所信表明演説で、経済政策について「責任ある積極財政により、国内投資を引き出し、日本の潜在成長率を引き上げ、良質な雇用と所得を増やし、消費マインドを改善し、事業収益が上がり、税収が自然増に向かう『国内総生産(GDP)拡大の下での好循環』を実現する」と説明。消費税減税の財源については「市場の信認を得られるよう、特例公債に頼らずに確保する」と語った。また、「経済成長がもたらす効果も踏まえ、国債発行額を適切にコントロールする」、「市場が想定外の動きを示した場合は、必要な対応を機動的に講じる」などと述べ円安や金利上昇に対する配慮も示した。
(2):GPIF 基本ポートフォリオの検証なし
ブルームバーグが「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が9月に開いた経営委員会で、基本ポートフォリオの検証に関する報告がなかった」との関係者の話を報じた。8月21日に経営委員会が開催され、「基本ポートフォリオ検証等PT(プロジェクトチーム)における議論について」が報告事項に含まれていたことから、市場環境の変化がポートフォリオ見直しの議論につながる可能性が指摘されていた。
(3):ISM非製造業景況指数 予想を下回る
米9月ISM非製造業景況指数は54.9と市場予想(55.0)を下回り前月(55.4)から低下。ただ、27カ月連続で活動の拡大と縮小の分岐点である50.0を上回った。主要構成指数では仕入れ価格が74.0と4年2カ月ぶりの水準に上昇し(予想73.3、前月72.6)、インフレ圧力の強さが示された。また、雇用も50.1に上昇した(予想48.8、前月47.8)。一方で、新規受注は59.8へ低下した(予想60.3、前月60.9)。