外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年10月29日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也

目次

▼28日(水)の為替相場
(1):豪4半期CPI コアCPIの伸びが加速
(2):英財務相 財政規律堅持方針を示す
(3):FOMC 予想通りの金利据え置き
(4):FRB議長「状況に応じて行動する用意がある」

▼28日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:200日移動平均線を試す可能性/ ▼注目の経済指標・イベント

28日(水)の為替相場

外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

期間:28日(水)午前6時10分~29日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪4半期CPI コアCPIの伸びが加速

豪9月消費者物価指数(CPI)は前年比+4.3%と市場予想(+4.2%)を上回り、前月(+4.0%)から伸びが加速。これにより豪7-9月期CPIは+3.9%となった。コアCPIにあたる豪9月CPIトリム平均は+3.6%と市場予想通りに、前月(+3.5%)から伸びが加速した。豪中銀(RBA)が重視する豪7-9月期CPIトリム平均は+3.7%と予想や前期(ともに+3.6%)を上回り伸びが加速した。その後、豪中銀(RBA)のハウザー副総裁は「本日発表のCPIは目標に対して高すぎる状態が継続している」と語った。

(2):英財務相 財政規律堅持方針を示す

ヒーリー英財務相は「われわれが今直面しているのは経済の世界的な嵐だ」と語り、中東紛争の影響を吸収するために、政府の財政余力は2029-30年度に150億ポンド(約3兆1480憶円)へと縮小するとの見通しを示した。そうした中でも「予算は財政規律に基づいて策定されている」と語り、財政規律を堅持する方針を示した。

(3):FOMC 予想通りの金利据え置き

米連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通りに政策金利を3.75-4.00%に据え置いた。決定は10対2の賛成多数で、ハマック・クリーブランド連銀総裁とクック連邦準備制度理事会(FRB)理事が25bp(0.25%ポイント)の利上げを主張し反対票を投じたことが明らかとなった。同時に公表した声明では、「経済活動は『強い』ペースで拡大」と従来の「堅調なペースで拡大」から景気認識を上方修正した。また、「インフレ率は依然として高水準にある」として、「より多くの情報が集積されることで、インフレ率を目標である2%に速やかに戻すために適切な政策スタンスを決定できるだろう」と示した。

(4):FRB議長「状況に応じて行動する用意がある」

ウォーシュFRB議長は、FOMC後の会見で「われわれは状況に応じて行動する用意があると明確にしており、実際に行動する意思があることも示してきた」として、「さらに情報を蓄積することで、インフレ率を目標の2%に速やかに戻すうえで適切となる政策スタンスを判断することが可能になる」との見解を示した。さらに「FRB内の議論は主に物価安定の責務に焦点が当てられた」と語り、「委員会は物価安定を実現する」と改めて表明した。