主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年11月5日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼4日(水)の為替相場
(1):米中間選挙 民主党優勢
(2):米大統領「敗因の一つはイラン」
(3):ユーロ圏HICPは伸びが加速
(4):ADP全国雇用者数 予想を上回る
(5):ISM非製造業 前月から低下
▼4日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:159円台を窺うことも/ ▼注目の経済指標・イベント
4日(水)の為替相場
期間:4日(水)午前7時10分~5日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):米中間選挙 民主党優勢
米中間選挙は順次投票が締め切られ、開票が始まった。民主党が上下院で優勢との見方が強まると、トランプ政権の政策運営を巡る不透明感などからドル売りが全般的に強まった。その後、日経平均株価が下げ幅を広げ節目の6万円に迫ると円買いも活発化した。
(2):米大統領「敗因の一つはイラン」
トランプ米大統領はニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで、「中間選挙の結果を受け入れ、民主党と協力する用意がある」と語った。一方で、共和党の敗因については、「私の名前が投票用紙に載ってなかったからだ」との見解を示した。その後、トランプ大統領は「敗因の一つはイラン」と認めたものの、「イランに介入する以外に選択肢はなかった」と語った。
(3):ユーロ圏HICPは伸びが加速
ユーロ圏10月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+4.0%と市場予想通りに、前月(+3.8%)から伸びが加速した。食料品や燃料価格を除いたコアHICPは前年比+2.5%と予想通りに前月から横ばいだった。
(4):ADP全国雇用者数 予想を上回る
米10月ADP全国雇用者数は8.6万人増となり、市場予想(6.7万人増)を上回った。前月分は9.0万人増から8.6万人増へ下方修正された。
(5):ISM非製造業 前月から低下
米10月ISM非製造業景況指数は54.5と市場予想(54.8)を下回り前月(54.9)から低下した。ただ、28カ月連続で活動の拡大と縮小の分岐点である50.0を上回った。主要構成指数では仕入れ価格が73.0と予想(74.6)に反して前月(74.0)から低下したものの、依然として高水準を示した。雇用は51.4に上昇した(予想50.0、前月50.1)。新規受注は55.9へ低下した(予想58.5、前月59.8)。