※関連記事【 身近な開業医から「かかりつけ医」を探す重要性 】もあわせてお読みください。

前回はご近所や職場周辺等の身近な所にある開業医から、信頼できる「かかりつけ医」を探す大切さを伝えました。

今回は既に通っている病院の評価にも使える形で、「かかりつけ医」に相応しい病院の基準10項目をお伝えします。


①物理的距離・心の距離が近い〜家や職場から近い。話しやすく、説明が分かりやすい〜

前回記事でもお伝えの通り、距離の近さは通いやすさに繋がりますし、心の距離は話しやすさに繋がります。
病気になった時だけに行くのではなく、普段から何気ない健康相談でも通える様な物理的/心理的距離感を築ける医院が理想です。


②内科を主体に標榜している〜「何でも相談できる」診療科目がある〜

広範な相談に応じてもらえる診療科目がある事が重要です。
最近、問い合わせの多い認知症についても入り口は内科医で大丈夫ですのでご安心ください。


③待合室には常に数人の患者が待つ〜「完全予約制」では辛いときすぐに対応してもらえない〜

診療の質は、日々の外来診療での患者数に比例する部分があります。
待合室に常に何名の患者がいるのか、病院の規模に照らして多いか少ないかは、良い指標になります。


④毎日、院長が診療に出ている〜継続的に、患者の健康状態を把握できる〜

院長、またはその後継者が医療の現場に出ている場合は、情報が引き継がれるので、長く診てもらえる点で安心できます。


⑤問診票にも目を通している〜文字や文章をも観察し、問題を探求する姿勢が見える〜

どれだけその医師が聞く姿勢を持っているかという判断材料になります。
問診票に文字として症状を書く事にはためらいがある方もいるかも知れませんが、その場合は素直にそう伝えて柔軟な対応してくれる医師であるかを観る事も重要です。


⑥診療費の話が出来る〜患者の不安要素に経済問題も含まれていると認識している〜

生活習慣病等は長期にわたると、指導料理等も含め月々の支払いが高くなるケースがありますし、癌の治療費も高額です。
患者の経済状況に応じて、医療の内容を真摯に考えてくれる医師は良い医師と言えるでしょう。


⑦スタッフが親切、短期間で代わらない〜院長の方針がスタッフにも共有され、一体感が見える〜

看護士の方に気軽に相談できる環境は患者にとっても重要です。
信頼できる、話しやすい雰囲気が医院全体で統一されているかどうかという点も、重要な指標になります。


⑧往診もしてくれる〜臨機応変な対応に尽力してくれる〜

緊急時や時間外に電話等でも対応してくれる医院なのかどうかも重要な指標です。
定期診療の間に、何か不調があった際に気軽に電話をかけて話せる様な医院かどうかは大事になります。


⑨医師会に入っている〜公益性と専門医とのネットワーク構築への意思表示〜

「かかりつけ医」は、必要な時に適切な専門病院や総合病院を紹介してくれる「振り分け外来」の機能を担っています。
そのためには他の医師との付き合いやネットワークも重要であり、医師会に入っているかは一つの判断材料になります。


⑩近隣の評判がよい〜地元密着型だけに口コミサイトより近隣の評判が大事〜

口コミサイトといった情報元の顔が見えない場合ですと、事実と反する場合や、そもそも小さな病院は情報が載っていない事もありますので、他にその病院に通っている方等から評判を聞くのも手です。
信頼できる医師の場合、「話を聞いてくれる」「冷静だけど優しい」等の評判が立っている事が多いようです。

全てを満たす病院を探すのは難しいかもしれませんが、せめて4項目以上は満たしていて欲しいところです。
良い医師と巡り会えば、患者に親身に寄り沿ってくれ、それだけでも治療効果は高くなるものです。
自分の健康という大事な事だからこそ、しっかりを安心できる医院を見つけていきたいですね。

TOMB

参考 PRESIDENT 2012.9.3 P64〜P65

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