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(写真=Thinkstock/Getty Images)

東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価、金価格などの指数に連動するETF( Exchange Trade Fund)は、値動きや損益が把握しやすく、投資家にも人気を集めている。数千円からの少額投資が可能な上、日本株のほか外国株やREIT(不動産投資信託)に連動する商品もあり、分散投資もできる。さらに今、株価が上昇トレンドの中、より大きな利益が期待できるレバレッジをかけたETFが注目されている。今回はその特徴と理由を探っていきたい。


レバレッジをかけたETF

まず、レバレッジ型ETFは、、TOPIXなど原指標の日々の変動率に一定の倍数を乗じて算出される指標(レバレッジ型指標)に連動する。TOPIXレバレッジ(2倍)指数を例に説明すると、この指数はTOPIXが10%上がったら20%上昇し、TOPIXが10%下落したら20%下がる動きをするよう計算されている。よって、株価が上昇するトレンドでは非常に有効な投資戦略といえる。値動きが日々の変動率の2倍となるように算出されているため、前営業日と比較するとその変動率はTOPIXの2倍となるが、2営業日以上離れた日との比較においては、複利効果により、TOPIXの変動率の2倍超又は未満となる場合がある。特に、TOPIXが上昇・下落を相互に繰り返す場合には、上記の複利効果によりTOPIXレバレッジ(2倍)指数は逓減していくという特性があるため、このようなケースでは、投資者は利益を得にくくなってしまうので注意が必要だ。


ストップ高、安の場合は、理論価格とのかい離も

また、上場投資信託という性質上、呼値の制限値幅があることにも注意したい。対象とするレバレッジ型指標には、制限値幅が存在しないため、市場の動きが激しく、ETFやETNの当日の呼値の制限値幅の上限もしくは下限価格(ストップ高もしくはストップ安)以上の変動があった場合、市場価格と理論価格にかい離が生じ、理論価格に近い価格での売買ができなくなる可能性がある。このようなかい離はレバレッジ型ETFだけでなく、その他のETF、ETNでもあり得るものであるが、レバレッジをかけているという点から、可能性はより高くなる。


上昇トレンドではベストな選択か

これらの特徴から、注目されている理由は、昨今の先進国の株式相場上昇によるものと考えられる。ダウ平均株価(30種)が史上最高値を更新し、日経平均株価も15年ぶりの高値水準となるなど、少しでもリターンを増やしたいという投資家のスタンスが、取引増加につながる要因と言える。また、高値警戒感から、小さな値動きでも利益を上げたいという投資家心理もレバレッジ型ETFの利用を後押しする。加えて、取引増加という点では、株価上昇だけでなく、NISA(少額投資非課税制度)口座なども相まって、小口投資家の増加も忘れてはならない。

まだレバレッジ型ETFを利用したことのない投資家も、これらの特徴を踏まえたうえで、株価上昇トレンドの相場観を持つ場合には、利用に踏み切っても良いのではないだろうか。 (ZUU online 編集部)

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