キヤノンマーケティングジャパン <8060> が4月 21 日、 2015 年 12 月期の第 1 四半期の決算を公表した。消費税増税前の需要及び「 Windows XP 」のサポート終了に伴うかけこみ需要があった前年同期と比較して、売上・営業利益・経常利益ともに下回った。

同社の第 1 四半期は、売上高 1553 億 7000 万円(前年比 15.0% 減)、営業利益 34 億 6900 万円(前年比 62.4% 減)、経常利益 37 億 5300 万円(前年比 59.9% 減)だった。セグメント別にみると、主力のビジネスソリューソンは、大型インクジェットプリンターの売上が前年並みだったものの、複合機とレーザープリンターの出荷が下がったため、売上高が 849 億 5400 万円(前年比 7.9% 減)となった。

IT ソリューションも、金融機関向けのシステム開発が一時的に減少したことと、昨年病院向けの大型案件があったことから、売上は減少し 362 億 6000 万円(前年比 17.2% 減)だった。イメージングシステムでは、デジタルカメラが国内のシェア 1 位を維持しているものの、昨年の消費税増税前のかけこみ需要の影響から売上は減少し、売上高 345 億 4200 万円(前年比 28.0% 減)となった。

第 2 四半期以降については、経済環境の緩やかな復調とともに、各セグメントとも新製品の拡販等の効果を見込んでおり、 1 月 27 日に発表していた 15 年 12 月期通期での売上高 6810 億円(前年比 3.3% 増)、営業利益 260 億円(前年比 3.6% 増)、経常利益 272 億円(前年比 2.4% 増)の計画は変更していない。(ZUU online 編集部)

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