三菱重工
(写真=HPより)

三菱重工業 <7011> は5月8日、2015年3月期の決算を公表し、大幅な増収増益となる好調な業績推移を果たしていることを明らかにした。

同社の発表によれば、好調な業績を記録した理由としては、欧米を中心とした経済の回復をベースに、エネルギー・環境、機械・設備システム部門を含む主要各部門で順調に推移。当期純利益は客船事業関連の損金引当で前年を下回ったものの、売上と利益ともに大幅に前年を上回る結果となった。

また、15年度3月期の同社の通期決算は、売上高3兆9921億円(前年同期比19.2%増)、営業利益2961億円(同43.7%増)、経常利益2747億円(同50.l0%増)、当期純利益1104億円(同31.2%減)となった。

売上に目立って貢献したセグメントは、エネルギー・環境と機械・設備システム部門だ。エネルギー・環境部門は、日立製作所 <6501> との火力事業統合効果があり増収となり、前年から3455億円増の1兆5995億円だった。機械・設備システム部門も、シーメンスとの製鉄機械事業統合および前年度の日本輸送機 <7105> とのフォークリフトの事業統合効果で2232億円増の1兆3195億円の売上だった。

受注についても、 前年を大幅に上回り1兆2790億円増となり 4兆6991億円となった。特に、交通・輸送部門は ドーハメトロ等の大型案件、MRJ(三菱リージョナルジェット)や商船の受注により前年比6389億円の増となり、大幅な受注アップに貢献した模様だ。

旺盛な受注増を背景に、15年度の業績も売上高4兆2000億円(前年比5.2%増)、営業利益3200億円(前年比8.1%増)と引き続き増収・増益を見込んでいる。(ZUU online 編集部)

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