大手携帯通信キャリアのNTTドコモ <9437> とフィットネスクラブの運営などを行うルネサンス <2378> は5月8日、健康増進事業などを含むヘルスケア事業で業務提携を行うことを明らかにした。アップルウォッチなどのウェアラブル端末による日常生活の活動の記録と併せて、個々人に合わせたインストラクターや管理栄養士によるアドバイスの提供を目指す。

発表によれば、NTTドコモは、個人の活動記録を、健康サービス企業や健康保険食い合い、自治体などへ提供する。NTTドコモでは、同社のグループ会社が提供するウェアラブル端末「ムーヴバンド」を使用する際に、クラウド型健康プラットフォームの利用を促進。今回の業務提携により、保存されたデータを元にルネサンスによって派遣されるインストラクターらから顧客に健康を増進するためのアドバイス提供のサービスの実現を図る。

併せて、ドコモが開発したフィットネス事業向けの顧客管理サービス「Fit-Link」をルネサンスの施設でも導入する見通しだ。同サービスにより、フィットネスクラブでの運動だけではなく、日常生活での活動記録も含めて管理する仕組みを構築する。

さらに、両社は、自転車の共同利用サービスとなるサイクルシェアリングの駐輪場をスポーツクラブ&スパ「ルネサンス広島ボールパークタウン」に設置し、全国のルネサンスの店舗へ拡大していく。両社は「サイクルシェアリングを利用して通勤・通学等の日常生活における運動環境を整えていく」としている。(ZUU online 編集部)

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