6年連続で入場料の値上げを実施

テーマパークの主な収入源は、入場料、施設利用料、物販やレストランでの飲食だが、一番の収入源はやはり入場料だ。USJでは6年連続で値上げを実施した結果、大人料金5,800円が今では7,200円と2割以上もアップしており、東京ディズニーランドの入場料よりも300円高い。さらに、今年1月にも220円値上げを実施したが、入場者数は減少するどころか増加の一途をたどっている。値上げの主な要因は「ハリー・ポッターの魔法の世界」への450億円にのぼる巨額の投資を回収するためだ。とはいえ、入場者数が好調で勢いがあるからこそ、値上げに成功したと考えた方がいいだろう。上伸し続ける入場者数が投資回収を早め、回収した資金を次の投資へと使うという好循環が生まれている。

今後も低コストで集客できるエンターテインメント性の高いイベントを開催し、ヒットを狙えそうな設備には多額の資金を一気に投入する。来場者の満足度を高めると同時に顧客を飽きさせない工夫、リピーターを増加につながるだろう。2014年の訪日外国人数は前年比29.4%増の1,341万3,600人となり、2年連続で過去最高を更新した。また今後オリンピックが開催されることを考えると、国内だけでなく、近隣のアジア諸国からの観光客も増えることが期待される。これからも西のテーマパークの雄としての活躍が楽しみだ。（ZUU online 編集部）

（ZUU online 編集部）

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