「MUJI」が海外で成功した要因は

海外で好調な理由は、ブランドの浸透と現地化の成功、これに円安傾向が追い風となったことが考えることができる。

(株)良品計画は、ブランドの浸透を図るため世界共通の商品を販売し、機能的で簡素なデザインを維持しつつ、出店をした現地に合わせた商品開発をしている。

たとえば中国では、明朝時代のアンティーク家具をモデルにした独自企画の家具や中華料理で使用される食器類など、その国々の文化と生活にあった商品の企画開発も積極的に行なうことで現地のニーズを取り込んでいる。

また店舗運営に関しても、『MUJIGRAM(ムジグラム)』という専用のマニュアルを作り、店舗運営などのノウハウを仕組化・見える化している。このような独自ノウハウの蓄積や人材教育を進めることで、現地化の成果を高めている。

これらに昨今の円安傾向が追い風となり、永年積み上げてきたものが大きく結実したといえる。

さらに(株)良品計画では、2015年中にさらなる海外での店舗出店と既存店舗の売上の増加を計画している。

国内市場の縮小や円安傾向を背景に、いま多くの企業がグローバル化に前向きに取り組もうとしている。そうした企業にとって、(株)良品計画のこれまでの、そしてこれからの歩みは、大きな示唆に富んでいるといえるのではないか。

(ZUU online 編集部)