名前は時代を反映している

女性社長の名前を年代の推移と対比してみるのも、なかなか興味深い。明治安田生命保険相互会社は、毎年同社の生命保険加入者を対象とした「生まれ年別の名前調査」を行なっている。この調査結果に従って、年代別に女性の名前をランキングした結果を5年ごとに見てみると、以下のとおりになる。

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「和子」が多いのには理由があった

実は1943年(昭和18年)から1952年(昭和27年)にかけての10年間、「和子」がトップの座を明け渡したのは1949年(昭和24年)の一度だけで、この年は「幸子」が1位にランクアップし、「和子」は2位に甘んじた。

けれども逆に見れば、その10年間は「和子」が圧倒的に多くを占めており、それなりの年輩の女性社長が多いのだろうとの推測を肯定している。