Percent Symbols - Best Percentage Growth or Interest Rate

近年、社債投資がとても活気づいているようですね。投資対象に勢いがあることは、とてもいいことだと思います。
さてこの社債。初心者向け…とは言えないのですが、投資家にとってはとてもメリットの多い投資対象だということをご存知でしょうか?

今回は、個人向け社債投資についてお話ししましょう。


■個人向け債券(社債)の特徴


社債はまず、 比較的どの企業も満期までの期間が短い ことが特徴として挙げられます。
短期間で満期を迎えるのであれば、長く手元に債券を持っている必要がないので、その分「万が一」の時に受けるリスクは低いと言えます。

そして、社債最大の特徴は、 年利が定期預金や他の投資対象と比べてもはるかに高い こと。利回りひとつをとってみても、その数字には10倍近い差があります。 また、短期間で元本だけでなく利息を得られるのも特徴のひとつです。 これだけで、投資を検討したい人も多いことでしょうね。

先ほど述べたように、個人向け債券(社債)はここ数年で爆発的な人気を集めてました。メリットが多く、比較的手が出しやすいのであれば、これは当然の結果だとも言えます。


■個人向け債券(社債)とは?


そもそも社債とは、一般企業が事業資金を調達するために発行する債券のことを指します。
機関投資家向けに発行される社債は、最低購入額が1億円と高額ですが、個人向けの社債の場合は ロットが10万円から100万円程度 に分けて小口発行されています。
これが、『個人向け債券』です。

中には、たった1万円から投資できる個人向け債券もあります。
そこそこ資金のある個人投資家なら、手を出しやすい金額なのではないでしょうか?

一番最初に述べた社債投資で注目されているのは、この個人向け債券です。

上記でも少しお話しましたが、個人向け債券のメリットはざっと挙げるだけでもこれだけあります。
・高利回りの銘柄が豊富なこと。
・定期預金金利をはるかに上回る利回り。
・満期まで保有すれば元本がすべて戻ってきて、確実にプラスとなること。

これほど「旨味」のある投資対象は、なかなかありません。
近年、制限が強くなる投資業界において、個人向け債券はまさに豊穣の畑とも言えます。


■現在の発行額


ただし、ここ数年で爆発的な人気を見せた個人向け債券ですが、今後は少し落ち着きを取り戻す様子を見せています。

2013年は2012年と比べ、若干個人向け債券の発行額・本数ともに減少した傾向にありました。
2012年が20,000億円超えをしたのに比べ、2013年はわずかにそれに届かない結果で終わったからです。

まだ2014年は始まったばかりでなんとも言えませんが、近々の動向を見る限り、この落ち着きはしばらく持続すると思われます。
もっとも、現在の経済状況を考えれば、今後の投資業界を完全に見据えるのは難しいため、この予測も確実とは言えないでしょう。

また、落ち着きが持続すると言っても、人気の銘柄はまだまだ即完売状態が続くと思われます。