(写真=PIXTA)
日本経済新聞の集計によると2015年3月期は金融危機前の最高益だった2008年3月期を上回り7年ぶりに最高益を更新したとのことです。
円安を追い風に北米などでの海外需要を取り込んだ自動車や電機が大きく利益を伸ばしたほか、構造改革の効果もあって稼ぐ力が高まっているとしています。そして今期も増益が見込まれ2期連続で最高益となる見通しだとしています。
このように上場企業の利益が最高となるなか、今期の営業利益が10年以上前の最高益を10数年ぶり、あるいは20数年ぶりに更新する見通しの企業も幾つかみられることから、今回はそうした銘柄をピックアップしてみました。
例えば日新電機 <6641> や丸全昭和運輸 <9068> では1992年3月期以来23年ぶりの最高益更新が今期見込まれているほか、JR西日本 <9021> でも22年ぶりの最高益が期待されています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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