(写真=PIXTA)
持ち合い株削減 数値目標 三井住友FG、秋めどに
三井住友フィナンシャルグループは持ち合い株の削減に向けた数値目標を今秋をメドにつくるとの記事です。持ち合い解消を目指す政府の企業統治(コーポレートガバナンス)改革や資本規制の強化を踏まえ、株保有のリスクを抑えるとの記事です。
今後、他のメガバンクや地銀なども同様な動きが高まりそうです。そうなった場合は、株式市場には大きな売り圧力が発生し、ネガティブです。銀行が保有している銘柄は、歴史が古い大型株が中心だと思われます。
基本的には、大きな売り圧力となるのは、大型株が中心となると考えられるので、対応する投資戦略として、ロング・ショート戦略があります。大型株の空売り(ショート)を行い、中・小型株を保有(ロング)するのです。上場投信(ETF)と信用取引を活用すれば、この戦略が可能です。
■上場インデックスファンドTOPIX100日本大型株 <1316> 1,115円
■上場インデックスファンドTOPIX Small日本小型株 <1318> 1,885円
今日から藤本がレギュラー出演・ホストを務めるラジオNIKKEIの新番組「この企業に注目!相場の福の神」がスタートします。毎週金曜14:30~生放送。なお出演企業は事前に発表されず、毎週金曜14:30~の放送で初めて公開されます。「radiko」で、PC、スマホでも聞けます。生放送が聴けなくてもご安心を!17:00頃にはポッドキャスト/オンデマンド配信いたします。
今日のポイント
2日に発表された米雇用統計は総じて弱い内容でした。同日の米株式市場は、弱い雇用統計で緩和的金融政策が長期化するとの期待から買い先行になりました。ただ、ギリシャ国民投票と連休を控え、結局NYダウは下落しました。3日の日経平均もギリシャ国民投票を控えやや売りが先行しそうです。
シカゴ日経平均先物20,485円、25日移動20,411円、7/1高値20,346円等が下値支持ラインになりそうです。一方想定される上値抵抗ラインは、7/2高値20,601円、6/26安値20,650円等です。
藤本誠之(ふじもと・のぶゆき)
SBI証券
投資調査部シニアマーケットアナリスト
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