(写真=PIXTA)
中古住宅を仕入れて、リフォームした後に販売する「中古再販」ビジネス。本紙の独自調査により、再販ビジネスのトップ企業の販売戸数、売上高規模が明らかになった。編集部では年間販売戸数をベースに「中古住宅再販戸数ランキング」をまとめた。トップ4社が1000戸の大台を超えた。4位以下の企業について解説していく。
大京、長谷工などデベが躍進
4位にランクしたのは「リノヴェックスマンション」ブランドで再販事業を手掛けるインテリックス(東京都渋谷区)。販売戸数は1037戸で、売上高は225億円。首都圏の中古マンション再販を主力にした専門会社。編集部が2年前に実施した2013年度実績調査では2位だった。フジ住宅、大京に追い抜かれたものの、年間1000戸超の販売を維持している。
5位はイーグランド(東京都千代田区)。817戸で、年間154億円を売り上げる。住宅ローンが支払えずに競売にかけられた中古物件の仕入れに重点を置いており、この独自のノウハウが強みとなっている。
6位はトータルエステート(神奈川県横浜市)。700戸の販売で200億円を売り上げる。横浜を地盤とするマンション再生販売の専門会社。リフォームした部屋に、家具などのインテリアや家電をレイアウトして売り出すなど、工夫をこらした販売が特徴だ。
7位はエフ・ジェー・ネクスト(東京都新宿区)。事業の柱は「ガーラマンション」といったブランドの新築マンションの販売事業だが、中古の売買にも重点を置いている。
8位はリプライス(愛知県名古屋市)。中部・関西などを地盤とし、戸建ての比率が高いところが特徴。
9位は長谷工リアルエステート(東京都港区)。マンション建設の長谷工グループで、不動産仲介を担う子会社。2年前の調査に比べると約300戸増加しており、急成長している一社。
10位はムゲンエステート(東京都中央区)。居住用の再販だけでなく、投資用物件の取り扱いも多く、2本柱で中古マンションビジネスを展開している。(提供: リフォーム産業新聞 6月23日掲載)
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