日本経済新聞社は23日、日本経済新聞電子版の速報で、英国の有力経済紙フィナンシャル・タイムズ・グループ(FT)を英総合企業ピアソンから買収することを発表した。買収金額は1600億円で全株式を取得する。

FTは74万部を発行また、デジタル版の有料読者が約50万人と全体の約70%を占めている。日経新聞もデジタルでの会員獲得を推進しており、両社の顧客基盤を活かしさまざまなデジタル事業に取り組む。

ピアソンの公式HPで、同社代表取締役の ファロン氏は「日本経済新聞社は長期間において質が高く公平で、信頼の置ける情報を発信してきた歴史がある。FTは日経のもと成長し続けると確信している。」とコメントした。

当初FTの売却先は公表されておらず、現地報道では独紙ビルトなどを発行するアクセル・シュプリンガー社などが候補としてあげられていた。

なお、この買収においてはエヴァコア、ゴールドマン・サックス、JPモルガンなどが ピアソン社側の 金融アドバイザーを担当、ロスチャイルド・グループが日経側の金融アドバイザーとして参加した。

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