(写真=PIXTA)
就職・転職のための企業リサーチ・口コミサイト「Vorkers」を運営する株式会社ヴォーカーズが発表した「上場企業の時給ランキング」が話題を呼んでいる。
このレポートは、上場企業の有価証券報告書による平均給与データを、各社の月間標準労働時間およびVorkersに投稿された月間平均残業時間から算出した年間勤務時間で割った金額を「時給」として集計したもの。集計対象は、純粋持ち株会社を除く上場企業1,196社。1,196社全体の平均時給は約2,600円だった。この数字を念頭におきながら、ランキングを見ていただきたい。30位からご紹介していこう。
※社名/時給
平均年収/標準労働時間(日)/平均残業時間(月)
30位 株式会社日本M&Aセンター <2127>/4,077円
14,120,000円/7.50/138.6
年商1~20億円の中小企業を中心とするM&A仲介大手。2015年3月期は過去最多の338件の成約件数となり、32%増加。成果主義で、給与はインセンティブ制度をとっているというだけに、残業時間の長さが目を引く。
29位 KDDI株式会社 <9433>/4,087円
9,397,000円/7.50/41.6
好調の続く大手通信会社KDDI。先日、全社員1万4,000人を対象に、退社後11時間はプライベートで過ごし、出社しないという取組を始めると発表し、話題となった。
28位 日本たばこ産業株式会社 <2914>/4,095円
8,757,000円/7.67/24.8
たばこ製造販売業以外にも医薬事業、加工食品事業などを行う。先日、飲料事業からの撤退を発表して話題となった。今回の集計のなかでは平均年収は低めなものの、残業時間の少なさで時給が高くなっているといえる。