 
  
  (写真=PIXTA)
3月期決算企業の第1四半期決算がスタートし決算発表が今週から本格化しています。そこで今回は早速、TOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に昨日までの決算を集計してみました。
第1四半期決算ということもあって業績予想を上方修正する企業や、反対に下方修正する企業は多くありません。しかし、それでも決算を受けて株価が大きく動くケースが少なからずみられます。
例えば決算発表を受けて株価が急伸した銘柄としては、日本電産 <6594> やヤクルト本社 <2267> などがあります。業績予想は据え置きとなったものの第1四半期の実績が大幅増益となったことで、日本電産は9%近く上昇し、ヤクルトも12%を超える上昇となりました。
一方で通期予想は変更しなかったものの第一四半期が大幅減益となった日立ハイテクノロジーズ <8036> が1割安となったほか、通期予想を下方修正したファナック <6954> や東京エレクトロン <8035> も10%以上の下げとなり、ファナックは29日の日経平均を1銘柄で100円近く押し下げました。
   
  
   
  
   
  
   
  
  金山敏之(かなやま・としゆき)
  
  
    マネックス証券
  
  シニア・マーケットアナリスト
  【関連リンク】
  
  ・
  
    この半月余りの相場を覚えておこう
  
  
  ・
  
    雇用統計の結果~9月利上げなのか~
  
  
  ・
  
    米FOMCや米GDPで利上げ観測強まるか
  
  
  ・
  
    FOMC次第だが、概ね順調に推移する決算から依然強気
  
  
  ・
  
    中国株 一進一退か 中国製造業PMIや企業決算に注目
  
  
