ユーグレナ・出雲社長
(写真=同社HP)

ユーグレナ <2931> は8月13日、2015年9月期の第3四半期の決算を発表し、350%を上回る四半期純利益の伸び幅を示す好調に推移していることを明らかにした。

発表によると、同社の3Qの売上高は41億2400万円と前年同期比で88.8%増。営業利益は3億2300万円(前年同期比278.4%増)となった一方で、経常利益は5億1300万円と324.1%増となった。さらに、四半期純利益も3億2100万円と前年同期比で363.6%増となり、好調を示した格好だ。

和名ではミドリムシと呼ばれるユーグレナを取り入れた健康食品や化粧品を商品化して、展開する同社は、知名度の向上や販売網の拡張も推進。

ユーグレナを活用した化粧品のブランド「B.C.A.D.」が「ジュピターショップチャンネルや全国の百貨店、バラエティショップ等に導入されるなど、好調なスタートをきる」(同社)など、成果にもつながりつつある様子だ。

ほかにも、同社は、ミドリムシから油分を取り出して製造するバイオジェット燃料の開発も引き続き後押ししている。

科学技術振興機構や経済産業省の戦略的研究事業を受託したり、米エネルギー大手のシェブロンの関係会社からの技術供与を受ける契約を締結するなど、ミドリムシを原料としたバイオジェット燃料実用化の準備も同社は引き続き進めている様子だ。

併せて、同社は、通期の業績予想を引き上げた。同社開示の変更後の業績予想では、営業利益が3億2300万円、経常利益が5億3600万円。純利益が3億4400万円となるとの見方を同社は示した。(ZUU online 編集部)

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