世界に数多くいる富豪、成功者のうち、ファッション業界で成功を収めた3人を紹介する。いずれも、誰もが知っている世界的ファッションブランドを創業・買収した人ばかりだが、もしかしたらブランドのことは知っていても、彼らのことは知らない人もいるかもしれない。
ドウォン・チャン(Forever21創業者、総資産65億ドル)
――3つのアルバイトをかけ持ちしていた
1981年に韓国から渡米、ビルの管理人やガソリンスタンド店員、コーヒーショップ店員の3つの仕事をかけ持ちして家計をやりくりしていたが、1984年に1号店をオープン。妻のジンスクと2人で起業したForever21は今や世界各地に480店舗を展開し、年商30億ドルを稼ぎ出す世界的なブランドに成長している。
ラルフ・ローレン(ラルフ・ローレン創業者、総資産68億ドル)
――ブルックス・ブラザーズ店員
本名ラルフ・ルーベン・リフシッツ。1939年米NY生まれ。ブロンクスの高校を卒業、大学を中退して米陸軍へ。ブルックス・ブラザーズの店員として働くが、「幅広で華やかなデザインのネクタイがウケる」と直感し、1967年に独立。彼のデザインするネクタイは50万ドルを売り上げる大ヒットに。
フランソワ・ピノー(ケリング創業者、総資産142億ドル)
――貧乏ゆえにいじめられて高校を中退
仏ファッション複合企業ケリング(旧PPR)の創立者。貧しい家の育ったため、いじめにあい、高校を中退している。実業家としては、相場の下落に乗じて企業を破格値で買収する。PPRはピノー・プランタン・ルドゥートの略。ケリングは、グッチ、ステラ・マッカートニー、アレキサンダー・マックイーン、イブ・サンローランなどを保有。LVMHやリシュモンとならぶ世界的なファッションコングロマリットの一角。(ZUU online 編集部)