FINTECH WEEK LONDON
(写真=HPより)

2014年に続き2回目となる「FinTechウィーク ロンドン2015」が現在、英国ロンドンで開催中だ。世界中に数あるFinTech関連のフェスティバルの中でも、最大規模のイベントと言われている。


成長途中にある革命家達と出会える場所

設立者であるルイス・カランザ氏が、「ロンドンは欧州最大の経済都市ですから、FinTechが盛り上がっていて当然だと思います。継続的な発展を目指すには、例え大銀行でもスタートアップ企業と助け合う必要があります。大企業が野心的で成長途中にある革命家達と出会える場所を提供する—というのが、私がFinTechウィークを開催しようと思ったきっかけです」と述べているように、開催わずか2年目にもかかわらず、『国際的に活躍している既存企業と設立間もない企業の架け橋』として世界中の注目を浴びている。

昨年のイベントには、銀行、投資、ベンチャー、保険、会計、法律、データ、テクノロジー、マーケティング、小売など、さまざまな業界からの参加者が集結。これらの業界で実際に活躍している人材をスピーカーとして起用しているため、「FinTechの今」を理解しながら楽しむことができる。


「スタートアップと資金調達」など5つの主要テーマ

1週間にわたって行われるイベントの主要テーマは5つ。「マネーと支払い」「相場、取引、投資」「ビッグデータ、革命、セキュリティー」「バンキング、ファイナンシャル・サービス、保険」「スタートアップと資金調達」というテーマから構成されており、各曜日ごとに経済界のエキスパート達をゲストに迎えて、次のようなレクチャーが行われる。

「資金と規制の移動」(ゲスト エリーン・バービッジ氏=パッション・キャピタル)
「相場、取引、投資」(ゲスト ローレンス・ウィンターマイヤー氏=イノベイト・ファイナンス)
「ビッグデータ、革命、セキュリティー」(ゲスト ジェイミー・ガーナー氏=ガーナー・ハイネス所)
「クラウドファンディング、PRとマーケティング、ブロックチェーン」(ゲスト ソフィー・ギルボー氏=Fidor銀行)
「投資、P2P保険、FinTechユニコーン」(ゲスト アンドリュー・ブレム氏=Aviva)