レクサスのみならずトヨタも参戦

TOYOTA C-HR Concept(写真=TOYOTA)
TOYOTA C-HR Concept(写真=TOYOTA)

そのような中、大型SUVの象徴ともいえるジープから、1.4Lの小型SUV「レネゲード」が発売された。丸みを帯びたエッジにカラフルなボディカラーバリエーションのレネゲードは、それまでのジープが持っていた“イカツい”大型SUVのイメージを一新させ、ライトで身近な方向性へと舵を切ったようである。イベントやSNSを利用するなど、若年層向けのアプローチも試みることで、ジープブランドの新しい顧客獲得へ乗り出している。

9月のフランクフルトモーターショーでは、ダイヤモンドのごとく輝きを放っていたトヨタのSUV「TOYOTA C-HR Concept」も注目を集めていた。ついにトヨタまでもがコンパクトSUVのジャンルに進出してきたということで、これは他メーカーにとって脅威ともいえる一台だろう。

エンジンの最大熱効率40%以上を追求するとともに、モーター、電池などハイブリッドシステムのコンパクト化・軽量化を図り、低燃費実現を目指しているというこのSUVは、2016年3月に市販モデルが発表される。

ハイブリッドSUVも今後の注目

そのほか、三菱自動車のプラグインハイブリッドSUV「アウトランダーPHEV」は、電気とガソリンの両方のメリットを活かしたSUVであり、エネルギー方式に着目した画期的な存在となっている。

現在各メーカーでは将来の顧客を獲得するため必死だが、その回答の大きな流れの1つがこのSUVであることは間違いないだろう。(ZUU online 編集部)