IESHiL「ビッグデータを活用して独自査定した中古物件が都内に2万」

求人サイト運営のリブセンス <6054> (東京都品川区)が運営する中古物件の価格検索サイト「 IESHiL 」。不動産市場の透明性や不動産流通の活性化を目指している。ビッグデータを活用し、独自査定した都内約2万件の中古物件が検索できる。リアルタイムの価格検索と透明性の高さを売りにしている。今後、透明性を追求したレーティングや不動産サービスなど本格的なサービスが公開予定。

Houselog「住宅の記録(ログ)をアップして不動産物件の魅力を紹介する」

住まいの売買プラットフォーム「 Houselog 」は同名のHouselog(東京都中央区)が運営する。売り主が写真などを登録し、自ら物件の魅力を紹介するサイト。物件の価格だけでなく、リフォーム内容、周辺のお店、物件から見える景色など付加価値も伝えられることがメリットだ。

不動産価格推定エンジン「ソニーの技術で開発した検索サイト」

ソニー不動産(東京都中央区)が有する不動産査定のノウハウと親会社であるソニー <6758> のR&Dのディープラーニング(深層学習)技術を合わせて開発した検索サイトが「 不動産価格推定エンジン 」だ。ビッグデータから算出した推定価格を基に消費者の意思決定をサポートする。

TATERU「アパート投資に関する総合サービス提供」

「ネット」と「リアル」でアパート投資に関するサービスをトータルに提供しているインベスターズクラウド(東京都港区)。オンライン上での土地マッチングからデザインアパートの提案、建築、賃貸管理まですべて提供する「 TATERU 」や、アパート経営の動画学習サイト、ウェブマガジンなども提供している。

リブセンスのような異分野からの参入も今後続くと見られる。ネットで不動産が取引できる環境が整えば、不動産取引の透明化が進み不動産流通の活性化に一役買うはずだ。現に大企業もビッグデータを投資意思決定や都市開発事業にも活用し始めている。旧来型の囲い込みによる収益確保のビジネスモデルは、いつか淘汰されるのかもしれない。(ZUU online 編集部)