(写真=リフォーム産業新聞/既存住宅の相場が見られるイエシル)
リブセンス(東京都品川区)は中古住宅売買市場に参入する。このたびウェブサイト「IESHIL(イエシル)」ベータ版を開設した。
同サイトは中古物件の価格相場が調べられるサイト。現在は東京都内のマンションのみで、約1万7000棟分が掲載されている。実際のマンション名を入れると各部屋ごとに価格相場が表示される。
価格相場は国や民間企業が公開している不動産価格に関する約3000万のデータを用いて割り出している。相場は1カ月ごとに更新する方針。
また、中古住宅は8つの項目でも評価する。具体的には、将来資産価値、周辺地域の将来性、地震・洪水・火災、地盤強度、治安・犯罪、利便性、医療・福祉、子育て・教育。これらもデータに基づいて評価し、それぞれ5点満点で表示する。
さらに中古物件の購入希望者に対して、仲介売買にも同社が対応する。サービスの名称は「イエシルエージェント」。
新規事業本部の芳賀一生氏は「不動産業界は不透明感があります。それを排除したいと考え、サービスを立ち上げました。基準となる価格を公開することで、売買の判断基準となるようなサービスを提供していきたい」と話す。
同社は求人や賃貸住宅の情報サイト事業などが柱。不動産売買領域でのサービスは今回が初となる。(提供: リフォーム産業新聞 10月13日掲載)
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