本日の日本経済新聞では中小型株への資金流入が目立ってきたと伝えています。
中国人民元の切り下げやその後の中国株の大幅下落などを受けて日本市場も8月中旬以降大きな調整となりました。しかし、一時17,000円を割り込んだ日経平均はその後持ち直し先週前半には20,000円の大台を回復する場面もみられました。このため9月に14倍台まで低下した東証1部平均の予想PER(株価収益率)も16倍台後半の水準へと上昇しています。
しかし、こうしたなかでも予想PERが10倍を下回るものもあります。そこで今回は予想PERが10倍未満で株価目標コンセンサスが株価を1割以上上回る銘柄をピックアップしてみました。
例えば丸紅 <8002> では予想PERが6倍台で、株価目標コンセンサスが株価を12%近く上回っています。また、住友ゴム工業 <5110> や伊藤忠商事 <8001> では予想PERが7倍台で、株価目標コンセンサスが株価を住友ゴム工業で18%近く、伊藤忠商事で10%株価を上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク】
・
2016年以降の経済・市場展望 PART1 米国株式市場と米国金利
・
掉尾の一振(とうびのいっしん)は本当か?
・
12月利上げ、ほぼ決定。
・
12月利上げが決定的となり堅調な展開か
・
中国株 IPOの第2弾を受けて軟調なスタートか 主要経済指標などに注目