ウォール街のベテラン、デビッド・ラターCEOが運営する大型ブロックチェーン共有プロジェクト「R3」。9月の設立以来、米JPモルガン・チェース、米ゴールドマン・サックスなどを筆頭に、日本の三井住友銀行やみずほ銀行といった国際的大手銀行42社が加盟するまでに急成長を遂げている。2016年からは銀行以外の組織との提携を開始する。

CEO「レジャー・テクノロジーがファイナンシャル業界の革命に」

ラターCEOはこうした成果を次のステップに進む指針とし、来年からは公債、商品取引、クリアリング・ハウスなどを含む多様な分野で活躍している銀行外の組織と提携することで、「ファイナンシャル・サービスを著しく向上させる分散型レジャー・テクノロジーの開発」というR3本来の目的達成を期待している。

R3は既にIBM、Intel、Fujitsuといったテクノロジーのパイオニアがサポートする非営利テクノロジー事業者団体、リナックス・ファウンデーションによる『オープン・レジャー・プロジェクト(Open Ledger Project)』と提携しているほか、コンピューター・サイエンティストのイアン・グリッグ氏や英バークレイズ銀行の元チーフ・エンジニア、ジェームス・カーライル氏、Googleの元デザイナーでビットコイン開発の中心人物であるマイク・ハーン氏などを新たに起用。

「インターネットがメディアを大きく変化させたように、レジャー・テクノロジーがファイナンシャル業界にとっての革命になる」というラターCEOは、こうした一連のグローバル・イノベーションが、「金融機関はもちろん、顧客やエンドユーザーにも無限の利益をもたらすはずだ」と、野心と希望に燃えている。(ZUU online 編集部)

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