12月決算銘柄は3月期決算銘柄に次いで企業数が多いことから比較的多くの高配当利回り銘柄をみつけることができます。

こうしたなか22日の日本経済新聞では米利上げや原油安など外部環境が不透明ななか着実な配当収入が見込める銘柄に資金が向かっており、今年分の少額投資非課税制度(NISA)の投資期限が迫っていることも個人マネー流入を促していると伝えています。

そこで22日の投資のヒントでは12月決算銘柄のなかから配当利回りが2.5%以上の高配当利回り銘柄を取り上げましたが、今回は同じく12月決算銘柄のなかから期末一括配当で配当利回りが2%以上のものをピックアップしてみました。

そのなかにはアイ・エス・ビー <9702> やトーア紡コーポレーション <3204> 、オエノンホールディングス <2533> など配当利回りが3%以上のものもみられます。なお、取り上げた銘柄の権利付き最終売買日は12月25日です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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