投資,有名人
(写真=PIXTA)

株投資で成功した有名人といえば、元衆議院議員の杉村太蔵さんやキャイ~ンの天野ひろゆきさん、元バレーボール日本代表のスポーツタレント・川合俊一さんなどが有名だ。株投資の本を出していたり、投資をテーマにしたテレビ番組に出演したりと、株式評論家顔負けの活躍ぶりを見せているが、株や金融商品の投資に長けた芸能人はまだまだ他にもいる。そんな投資上手な芸能人といえば──。

細川茂樹さん「家電俳優」は財テクの名人でもある

「家電俳優」として知られる細川茂樹さんは投資信託協会のインタビュー記事にも登場するほど「財テク」の名人としても名前が通っている。最初の投資託で大失敗した経験を活かして、台本と会社四季報を常に持ち歩くほど熱心に情報収集に努め、海外のマーケットの動向も注視しながら情報をいち早くキャッチ。芸能界きっての株式通と言われるようになった。

また仕事で知り合ったファイナルシャルプランナーに資産運用のアドバイザーとしてついてもらい、外貨投資など世界を舞台にした投資戦略を練っているとも。やはり、情報収集・分析能力が投資の成功のカギを握っているのは一般投資家も芸能人も変わりないようだ。

杉原杏璃さん「株で1000万稼いだ」と語るグラドル「デイトレ4割、中長期6割」

現役グラビアアイドルながら、テレビ番組で株で儲けた額を「1000万円くらいかな」と披露し、一躍「株ドル」として脚光を浴びた杉原さん。10年前に30万円で東京ドームの株を買ったのが株式投資デビューだったということなので、なんと10年間で30万円が1000万円になっている。

そんな杉原さんの株式投資方法は、「デイトレ4割、中長期6割」とのこと。1日の最低株価と最高株価をノートにつけ、株価の動きのパターンを掴もうとしていたほど勉強熱心な杉原さん。刻々と変動する株価をチェックし、デイトレで1回500万くらい買うこともあると語っていたこともあるが、チャートとにらめっこしているのもしんどくなってきたとのこと。今後はデイトレの割合を減らしていきたいとも語っている。

パックン(パックンマックン) 芸人にしては珍しい?堅実なインデックス投資家

お笑いコンビ、パックンマックンのパックンことパトリック・ハーランさんは、主に株価指数に連動するインデックスファンドに分散投資を行っているというインデックス投資家の芸人。個別株やFXの短期売買を繰り返す人が多い中にあってなかなか珍しいタイプだが、実は投資歴20年の大ベテランだ。

最初の頃は個別銘柄に投資しては一喜一憂していたが、アメリカのITバブルで大損を出してしまい、それ以来分散投資を心がけるようになったという。現在は手堅くインデックス型の投資信託を中心に、国内外を問わず幅広いジャンルに投資の幅を広げているとは本人談。

石田衣良 大学時代から株投資を学んできた直木賞作家

「池袋ウエストゲートパーク」などの作品で有名な直木賞作家の石田衣良さん。大学時代から株式投資の勉強を始め、過去の株価の長期変動を研究。その成果にもとづいて投資を行い、確実に成果を挙げてきた。

石田さんの「波の上の魔術師」という小説はそういう株式投資の経験が生かされた作品で、主人公の青年が相場の魔術師と呼ばれた名ディーラーと出会い、自ら株式ディーラーとなって、マーケットを舞台にさまざまなドラマが繰り広げられる物語となっている。

松井咲子 投資アイドルとして注目の存在は元AKB

元AKB48メンバーでピアニストでもある松井咲子さん。投資実績はまだまだこれからであるものの、小学館発行の「マネーポスト」誌では岡三オンライン証券の池田社長に株投資のレッスンを受けたり、連載企画「松井咲子のFXバイエル」では、FXの魅力をセントラル短資FXの松田社長に教えてもらったりと、“投資アイドル”として注目の存在。今後の実践デビューに期待したい。

アベノミクス以降の株高の流れを受けてか、最近話題になる芸能人の投資は、やはり株式関係が主流のようだ。今後は株式だけでなく、FXなどの金融商品に造詣の深い芸能人も表舞台に現れてくるかもしれない。(ZUU online 編集部)