ロレックス投資におすすめのモデルランキングTOP10【2023年度】

ロレックスの時計は資産価値が高いため、投資対象としても注目されています。しかし、生産終了モデルを含めるとさまざまな選択肢があるので、モデル選びで迷ってしまう人も少なくないでしょう。

本記事では、価格上昇率やCOLLET MAGAZINE 編集部独自の選定基準から、ロレックス投資におすすめのモデルランキングをまとめました。各モデルの特長も紹介しているので、参考にしながら投資プランを考えてみましょう。

ロレックス投資のモデル選びのポイント

モデルランキングの前に、まずはロレックス投資のポイントを整理していきましょう。

＜ロレックス投資のモデル選びのポイント＞
・希少価値の高さ
・人気の根強さ
・メンテナンスのしやすさ
・コンディションが良好な中古品または未使用品があるか
・特徴的な機能やデザイン　など

一般的にロレックスの時計は希少価値や人気があり、状態の良いものほど取引価格が高くなります。そのため、すでに生産が終了しており、機能性やデザインが高く評価されているモデルは、取引価格が1,000万円を超えることもあります。

ロレックス投資におすすめのモデルランキング一覧

＜モデルランキング一覧＞
第1位：デイトナ 6263
第2位：エクスプローラー 1016
第3位：GMTマスター 1675
第4位：デイトナ 16520
第5位：サブマリーナ 5512
第6位：サブマリーナ 5513
第7位：サブマリーナ 14060M
第8位：デイトジャスト 1601
第9位：エクスプローラー 14270
第10位：エアキング 14000

実際にどのようなモデルを選ぶと、ロレックス投資の成功率は上がるのでしょうか。ここからは過去10年間の価格上昇率（※）や、COLLET MAGAZINE 編集部独自の選定基準をもとに作成したモデルランキングを紹介します。

（※）高級腕時計のマーケットプレイス「Chrono24」のデータをもとに算出した、中古状態での価格上昇率。

第1位：デイトナ 6263

1970年～1988年に製造された、手巻きのデイトナとしては最後のモデルです。流通量の少ない初期モデルやデザインが個性的なタイプは特に希少価値が高く、1,000万円以上の値がつけられることもあります。

2010年以降も安定して取引価格を伸ばしていますが、デザインや機能の細かい違いによって人気が異なります。

第2位：エクスプローラー 1016

1963年～1988年にかけて製造された、シンプルなデザインが特徴的なモデルです。生産が終了した現在でも根強い人気が続いており、中古品でも300万円以上で取引されています。

前期と後期（1972年以降）でムーブメントが異なっており、後期型にはロレックスの最高傑作とされる「Cal.1570」が搭載されています。

第3位：GMTマスター 1675

1960年～1980年頃まで製造された、GMTマスターのロングセラーモデルです。個性的なデザインが特徴の一つで、縁取りがない文字盤からはアンティークならではの雰囲気を感じ取れます。

直近1年の価格上昇率はマイナスですが、状態が良いものやカラーが特殊なものは取引価格が500万円を超えています。希少価値が高いものに絞って、投資対象になる現品を探してみましょう。

第4位：デイトナ 16520

1988年～2000年に製造された、モダンな印象のあるスポーツタイプのモデルです。ダイヤルの表記が異なる初期型やパトリッツィダイヤル（インダイヤルが茶色いもの）品は、特に人気が高い傾向にあります。

2010年頃から安定して取引価格を伸ばしており、直近5年の価格上昇率は60％超、直近10年では200％を超えています。ダイヤルのデザイン違いに注意しながら、希少価値が高いものを探してみましょう。

第5位：サブマリーナ 5512

1959年～1977年に製造された、リューズガードが初搭載されたサブマリーナです。初期タイプは特に希少価値が高く、オークションで高額取引された実績もあります。

流通量が少ないモデルなので、状態が良いものは中古でも500万円以上で取引されています。今のうちに入手しておくと、大きなリターンを期待できるかもしれません。

第6位：サブマリーナ 5513

1960年代に登場した、ダイバーズウォッチのロングセラーです。1989年まで約30年にわたって製造されましたが、良好な現品が少ないことからプレミア価格がついています。

中でも初期モデルに搭載されている文字盤は人気が高く、中古でも1,000万円を超える価格で取引されています。製造年によってデザインが異なるため、趣味としても楽しめるモデルでしょう。

※2023年3月時点
※ケース素材や文字盤は、取引価格や価格推移を示したタイプのもの（以下の紹介モデルも同様）

第7位：サブマリーナ 14060M

2001年～2012年にかけて製造された、シンプルなデザインが特徴的なモデルです。中でもインナーリングに刻印が入ったタイプ（2007年以降に製造）は、多くのファンから人気を集めています。

さらに巻き上げ効率やメンテナンス性など、機能面にもこだわりが見られます。2010年頃から安定して価格が伸びているため、今後の取引価格上昇も期待できるでしょう。

第8位：デイトジャスト 1601

1960～1970年代に製造されていた、防水機能が備わったモデルです。シルバーやシャンパンゴールドなどの文字盤があり、いずれもアンティークらしさが漂っています。

2023年現在でも流通量の多いモデルですが、根強い人気がある影響で取引価格は徐々に伸びています。また、アンティークモデルの中では比較的購入しやすい価格なので、初めてのロレックス投資として検討してみましょう。

第9位：エクスプローラー 14270

1990年～2001年に製造された、当時としては最先端のムーブメント（Cal.3000）を搭載したエクスプローラーです。1990年代後半から人気が出始め、直近5年でも約50％の価格上昇率を記録しています。

シンプルで癖がないデザインなので、さまざまな場面で着用できるアイテムとして根強い人気があります。

※2023年3月時点

第10位：エアキング 14000

エアキングとしては、初の5桁リファレンスナンバー（型番）となるモデルです。基本的なデザインや機能は前作を受け継いでいるものの、より高精度なムーブメント（毎時2万8,800回）が搭載されました。

アンティークモデルの中では比較的安価なので、初めてのロレックス投資に向いています。なお、以下はブラックの文字盤のデータですが、文字盤がシルバーのタイプも男女問わず人気を集めています。

気になるモデルを見つけたらディテールまで確認しよう

ロレックスの時計の取引価格や価格上昇率は、モデルによって大きく変わります。投資でリターンを得るには、希少価値が高い人気モデルを選ぶことが重要なので、本記事を参考にしながら情報収集を進めましょう。

なお、今回のランキングはあくまで目安であり、実際の取引価格はディテールの違いでも異なります。気になるモデルを見つけたら、文字盤のデザインや機能までしっかりと確認してください。