日銀がマイナス金利を導入し長期金利がマイナスとなる一方で、東証1部上場銘柄の配当利回りの平均は2%程度となり、配当利回りの魅力が増しています。
こうしたなか3月は上場企業の決算が最も集中することから多くの高配当利回り銘柄を探すことができます。そのため投資のヒントでは今月に入って「日本代表で配当利回りが高い銘柄」や「期末一括配当の高配当利回り銘柄」さらに「最高益で配当利回り3%以上の銘柄」などを取り上げてきました。
今回はクオカード・ギフト券、図書カードといった株主優待を実施している企業で、配当利回りが2%以上の3月期決算銘柄をピックアップしてみました。
そのなかにはスズデン <7480> やマースエンジニアリング <6419> 、杉本商事 <9932> のように配当利回りが3%台のものもあり、特にスズデンの配当利回りは4%近い水準となっています。また、2%台後半のものも幾つかみられます。なお、取り上げた銘柄の権利付き最終売買日は3月28日です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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