本記事は、内藤 誼人氏の著書『科学的に証明された 最速でメンタルを回復させる心理学』(ぱる出版)の中から一部を抜粋・編集しています。
疲れた顔の人とも距離をとる
ネガティブな気分は感染するというお話をしましたが、身体的な疲労についても同じような感染効果が起きてしまうことが明らかにされています。
いつでも顔色が悪く、疲れ切った顔をしている人には、なるべく近づかないようにしたほうがいいかもしれません。
オランダにあるユトレヒト大学のアーノルド・バッカーは、教師向けの雑誌に広告を出して募集した154名の高校教師(男性86名、女性68名)を対象に、「同僚の先生がどれくらい燃えつきていると思うか」と聞く一方で、その先生と接する頻度、さらに自分自身の燃えつき症候群の度合いも調べました。
すると、燃えつきていると思う同僚の先生が多く、しかもその同僚の先生と接する頻度が多いほど、自分自身も燃えつき症候群の徴候が出やすくなることがわかりました。
なお燃えつき症候群の人には次のような特徴が見られます。
- たえず疲れた顔
- 何に対しても無気力な態度
- イライラして、人に八つ当たりする
- 仕事でのミス、遅刻、早退、欠勤が多い
- 他の人との交流をさける
- 仕事がちっとも進んでいない
こういう特徴に当てはまる人が職場にいるのなら、そういう人とは距離をとり、おかしな感染の影響を受けないようにしましょう。
「ああ、疲れた」が口ぐせの人もおりますが、そういう人との付き合いもできればやめたほうがいいですね。「疲れた」「疲れた」と連呼するような人と一緒にいると、こちらも疲れたように感じてしまいますから。
同じ職場で働いているのですから、冷たく無視をしてはいけませんが、軽い挨拶だけですますとか、事務的な報告だけですませるなどをして自衛する必要があります。一緒にいる時間が長くなるほど、燃えつき症候群の感染が起きる危険性が高まってしまうので注意しましょう。
お付き合いをするのなら、「なんで、いつもそんなに元気なの!?」というような人のほうがいいでしょう。テンションの高い人といると、こちらのテンションも自然に上がります
から、そういう人のほうが付き合っていても楽しいはずです。
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