本記事は、原田 隆史氏の著書『目標達成マインド 仕事も人生も好転する198の言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の中から一部を抜粋・編集しています。
思考・感情・行動に気づく
結果を生み出す「行動」。行動を生み出す「思考」。行動に影響を及ぼす「感情」。
この3つに気づくことで、パフォーマンスが上がり、幸せへとつながります。
たとえば「筋トレをしようと決めたのに続かない」という場合、行動だけを見ていても解決しません。
「明日でいいや」という思考、「やらなかった罪悪感」という感情、その奥にある心の状態。見えない部分にこそ鍵があります。
心と身体はつながっています。見えている行動だけを変えようとしても長続きしません。見えない部分、思考と感情に気づいてアプローチする。
それが、本当の変化への近道です。
行動を変える前に、思考と感情を知る
たとえば、オリンピックで金メダルを目指していたけれど、結果的に銀メダルに終わってしまったとします。その場合、練習方法を変えたりコーチを替えたりといった行動が生まれます。
結果は「行動」によって引き起こされますが、その行動を生み出しているものは何でしょうか。それは「思考」、つまり何を考えているかということです。
「氷山の一角」という言葉がありますが、海面に出ているのは結果や行動です。
海面の下には、結果や行動を支える思考、そして思考に影響を与える感情が隠れています。このことがわかると、人の行動を見て、その人を判断するのではなく、「この人はどういう考えでこの行動をしたのか」「そこにどんな感情があるのだろう」と深く考えられるようになります。
何事も、思いありき
何とか実現したい、成し遂げたいという強い思いと具体的な目標があれば、方法はあとからじっくり考えればよいのです。
はじめに思いありき、です。
その「思い」は、仕事では責任感、使命感、プロ意識などと呼ばれます。その使命感、責任感、プロ意識があるから、究極の状態に置かれても、人は自らの使命を肝に銘じ、プロとしての仕事をやり遂げます。思いを持ったリーダーのもとでは、組織がよくなり、人が育つのです。
人を動かし育てるのは、スキルやノウハウや仕組みではなく、その人の「思い」なのです。
行動に「思い」を乗せる
何かをするときに、その行動に「どんな思いを乗せるか」。
私は何をするにしても「世界の平和を願いながら」仕事に取り組むと決めています。
そういうことを「きれいごとだ」という人は必ずいます。
では反対に、とても多くの人たちが、世界平和などどうでもいい、揉め事は実力行使で解決、意見の違う人たちは排除、と思って生活し仕事をしていたら、どうなるでしょうか。
それでも「思っているだけでは世界は変わらない」と言えるでしょうか。
何を願い、行動するか
一つの仕事をするにしても、何を願いながらするのかで、その結果は大きく変わると私は思っています。
「この薬の開発に成功して出世する」とだけ考える人と、「世界中の病に苦しむ人の力になる」と考える人。
どちらがより高い結果を上げるかは、データとしてはわかりません。
しかし、大切なことは、あなたはどちらの人になりたいですか、ということです。
大阪市生まれ。奈良教育大学卒業後、大阪市内の公立中学校に20年間勤務。保健体育指導、生徒指導に注力、問題を抱える教育現場を次々と立て直し、「生活指導の神様」と呼ばれる。独自の育成手法「原田メソッド」により、勤務3校目の陸上競技部を7年間で13回の日本一に導く。
「原田メソッド」に多くの企業経営者が注目し、野村證券、キリンビール、三菱UFJ信託銀行、神戸マツダ、住友生命保険、ユニクロ、アステラス製薬、カネボウ化粧品、武田薬品工業などの人材育成研修を担当。これまでに約600社、15万人以上のビジネスパーソンを指導、オリンピック選手などアスリートや日本を代表するアーティストのメンタルトレーニングにも携わる。
現在も、企業・学校・家庭の人材育成教育、講演・研修活動、学校運営、テレビなどメディア出演、執筆活動と幅広い分野で活躍中。著書はこれまでに31冊、累計販売数は70万部超。国内にとどまらず世界の25を超える国・地域で出版されている。
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