主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年10月5日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼2日(金)の為替相場
(1):東京CPI 伸びが加速
(2):ユーロ圏HICP 伸びが加速
(3):米雇用統計 非農業部門雇用者数は予想を下回る
(4):G7 原油・軽油の備蓄放出を表明
▼2日(金)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:高市首相演説が円売り材料の可能性/ ▼注目の経済指標・イベント
2日(金)の為替相場
期間:2日(金)午前6時10分~3日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):東京CPI 伸びが加速
日本9月東京都区部消費者物価指数(CPI)は日銀が重視する生鮮食品を除いたコアベースで前年比+2.7%と市場予想(+2.3%)を上回り、前月(+1.8%)から伸びが加速した。昨年9月に始まった保育料無償化の拡大の反動や、水道料金の無償化終了などが押し上げ要因となった。
(2):ユーロ圏HICP 伸びが加速
ユーロ圏9月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+3.8%と市場予想(+3.7%)を上回り、前月(+3.2%)から伸びが加速。食料品や燃料価格を除いたコアHICPは前年比+2.5%と予想通りに前月(+2.4%)から加速した。
(3):米雇用統計 非農業部門雇用者数は予想を下回る
米9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が2.9万人増にとどまり(予想9.0万人増)、失業率も4.2%に悪化した(予想、前月ともに4.1%)。ただ、労働参加率は61.8%に上昇(予想、前月ともに61.6%)。意に添わないパート就労者などを部分失業として捉えた不完全雇用率は7.6%に改善した(予想、前月ともに7.7%)。平均時給は前年比+3.0%と2021年5月以来の低い伸びだった(予想、前月ともに+3.1%)。
(4):G7 原油・軽油の備蓄放出を表明
今年のG7議長国であるフランスのマクロン大統領は、G7が国際エネルギー機関(IEA)と連携し、今後4カ月間で軽油と原油を合わせて最大1億バレルの備蓄を放出すると表明。ただ、今回の放出だけでは供給減を十分に賄えないとの見方からNY原油先物(WTI)は下げ幅を縮小した。