この記事は2026年9月25日にSBI証券で公開された「〈2026年8月〉株主優待 新設・拡充52社!花王・三越伊勢丹HDに動き」を一部編集し、転載したものです。
目次
2026年8月に新設・拡充・記念優待の実施を発表した企業数は…
2026年8月に株主優待の新設・拡充等を発表した企業数
8月には、52社(SBI証券集計)が株主優待制度の新設・拡充および記念株主優待の実施を発表!
企業は続々と制度変更をしていますので、引き続き目が離せません。
本記事では、8月に新設・拡充および記念株主優待の実施を公表した銘柄について情報をお届けします。
後半では2銘柄をピックアップしてご紹介いたします。
株主優待とは
株主優待とは、企業から株主へ、割引券や商品券、食料品、オリジナルグッズなど、その企業に関連する商品やサービスなどを提供する制度です。株主優待の権利を得るためには、「権利確定日」に株主になっている必要があります。「権利確定日」に株主となるためには「権利付最終売買日」(権利確定日の2営業日前)までに株式を購入する必要があります。
権利付最終売買日や権利確定日について、詳しくは以下をご覧ください。
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新設・拡充・記念優待とは
株主優待の「新設」 とは、これまで優待制度を導入していなかった企業が、新しく株主優待を始めることです。
一方で、「拡充」 とは既存の優待制度をより充実させることを指します。例えば、優待内容を豪華にしたり、対象となる株数を広げたり、対象株数を引き下げて利用しやすくするケースもあります。
また「記念優待」 は、上場周年や創立周年、業績目標の達成などを記念して実施される優待です。通常の株主優待とは別に、その回限りの特別な優待として追加で実施されるケースに加え、普段は株主優待制度を設けていない企業が、限定で実施するケースもあります。
株主優待では、保有株式数に応じてもらえるものが変わったり、もらえる数量が変わることがあります。
日本企業が株主優待制度の新設や拡充を行う背景には、個人投資家の長期保有を促す狙いがあるといわれます。 また、新設・拡充の実施は株主還元の強化ととらえられるため、株価にも追い風となる可能性があります。
8月に株主優待の新設・拡充が公表された銘柄を早速チェック
以下【銘柄表】は、2026年8月に株主優待制度の新設と拡充および記念株主優待の実施を発表した主な銘柄の表です。
今期会社計画の各利益項目(営業利益、純利益)で黒字を確保している銘柄となっております。
なお、広義の金融(銀行・保険)は勘定項目が異なるため純利益で黒字予想の銘柄となっています。
今回は取引所または日証金、当社による信用規制・注意喚起銘柄に指定されていない銘柄の中から、2銘柄ピックアップして詳しく解説します!
2銘柄をピックアップしてご紹介!
花王(4452)【新設】
花王は衣料用・食器用洗剤や生理用品、スキンケア、ヘアケア商品、化粧品等を手がける大手企業です。2025年12月期まで36期連続で増配を達成している企業としても有名です。
同社は2026年8月5日に株主優待制度の新設を発表しました。
新設内容は2つに分けられます。
(1)自社商品の贈呈
権利確定月は12月です。株式数に応じて、以下の優待の権利を取得できます。
100株~399株:抽選で当選者に自社製品プレゼント(当選人数等の詳細は未定)
400株~999株:申込者全員を対象に化粧品セットもしくは家庭品セット6,000円相当(いずれか1つ選択)
1,000株以上:申込者全員を対象に化粧品セットもしくは家庭品セット10,000円相当(いずれか1つ選択)
なお、通常は半年以上の保有が条件となりますが、初回の26年12月分に限りこの条件は適用されず、2026年12月31日時点で100株以上を保有していれば優待の対象となります! 実施初回に優待の対象となるためには2026年12月の権利付最終売買日である12月28日までに100株以上を保有する必要があります。
(2)自社開催イベントへの招待
(1)の権利確定日や継続保有期間に関わらず、100株以上を保有している株主を対象に、自社イベントに参加できる優待企画が実施されます。
権利確定月を含む詳細条件や企画内容については、現時点では明らかにされておらず、今後同社から発表される予定です。
詳しくは、同社WEBサイト等をご確認ください。
また、同社は株主優待の新設と同時に、2026年12月期第2四半期(2026年1月~6月)の連結決算を発表しました。
売上高は8,719億円(前年同期比+7.8%)、営業利益958億円(同+38.5%)と増収増益。注力事業であるアジアでの化粧品事業や、スキンケアやヘアケアなどを含むヘルスビューティケア事業が好調に推移しました。
これを受けて会社側は2026年12月期の業績予想を上方修正しました。 売上高を1兆7,500億円から1兆8,000億円(前期比+6.6%)、営業利益を1,820億円から1,900億円(同+16.2%)へと引き上げています。
三越伊勢丹ホールディングス(3099)【拡充】
三越伊勢丹ホールディングスは百貨店業等の事業を行う会社です。
同社は、2026年10月1日を効力発生日とした株式分割(1株→2株)に伴う株主優待制度の拡充を2026年8月13日に発表しました。
今回の変更では、株式分割後も株主優待を受けられる最低株数区分が100株のまま据え置かれたため、株式分割前に50株以上を保有していた株主も優待を受けられるようになりました。
株式分割前に100株以上を保有していた株主への優待内容には実質的な変更はありません。
本優待制度では「株主優待カード」をもらうことができます。
「株主優待カード」では、以下3つの特典を受けることができます。
1.自社グループ内でのお買い物が利用限度額の範囲内で10%割引
2.自社グループ内でのサービス・利用料等が割引(利用限度額制限なし)
3.提携施設の料金割引(利用限度額制限なし)
「株主優待カード」は年1回の発行です。
3月末時点で100株以上(株式分割後)を保有する株主には、6月下旬にカードが郵送されます。
4~9月に新たに100株以上の株主となり、9月末時点で株主名簿に記載された株主には、初回優待分のみ11月下旬にカードが郵送されます。この初回優待分に限り、お買い物10%割引の利用限度額は通常の半額となります。
本制度は2027年3月末を基準日とする株主優待から適用されます。
したがって、変更後の制度において優待を受け取るためには2027年3月の権利付最終売買日である3月29日までに株式分割後100株以上(分割前50株以上)を保有する必要があります。
詳しくは、同社WEBサイト等をご確認ください。
また、同社は株主優待制度の拡充と同時に2027年3月期第1四半期(2026年4月~6月)の連結決算を発表しました。
売上高は1,289億円(前年同期比+3.8%)、営業利益188億円(同+20.6%)と増収増益でした。
主力の国内百貨店事業が堅調に推移したことに加え、経費削減が寄与し、営業利益は第1四半期として過去最高の実績を達成しています。
これを受けて、2027年3月期の通期業績予想を上方修正しました。
売上高を5,600億円から5,620億円(前期比+3.0%)、営業利益を815億円から840億円(同+5.0%)へと引き上げています。
※優待獲得に必要な最低投資金額は2026年9月18日終値と優待を獲得するための最低購入株数をかけた金額です。
※掲載している画像はイメージ写真であり、実際の株主優待とは異なる場合があります。また、株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のWEBサイト等をご確認ください。






