将来の業績を予想するためのヒントになるのが過去業績
将来の業績を予想するうえで1つのヒントになるのが過去の業績です。もちろん過去はあくまでも過去で、必ずしも過去の業績が将来の業績に直結するわけではありません。
それでも、継続的に業績を伸ばし続けている企業は競合他社がマネできない商品やサービスの優位性を持っていたり、会社としての戦略が優れていたりする可能性があります。それらを探すヒントにするために、ぜひ会社四季報の業績欄をチェックしてみてください。
では具体的に見てみましょう。下記の図は本日時点で最新の会社四季報から、「無印良品」を展開している良品計画 <7453> の業績欄を抜粋したものです。まず、赤い線で囲ったのは2013年2月期から2015年2月期まで3期分の業績の実績です。売上高や各利益ともしっかりと成長し、あわせて配当も大幅に増加していることがわかります。
続いてその下の青い線で囲った欄は2016年2月期と2017年2月期の東洋経済新報社による業績予想です。この予想によれば今後も売上・利益・配当とも伸びていくと予想されています。
最後に一番下の緑の線で囲ったのは、企業自身による業績予想です。良品計画の場合は企業の業績予想と東洋経済新報社の業績予想が一致しています。
銘柄によっては企業自身の予想と東洋経済新報社の予想に大きな差がある場合もありますので、その点もぜひチェックしてみください。なお、良品計画の株価は以下のとおり大きく上昇しています。