投資のヒント,目標株価コンセンサス
(写真=PIXTA)

日経平均は1日に日銀短観の発表を受けて企業業績への懸念が一気に高まり600円近く下げると三角保ち合いを下に放れる格好となりました。

そして5日に400円近く下げ日経平均が16,000円の節目を下回ると一目均衡表が三役逆転となりました。6日に2012年11月以来の7日続落となった日経平均はその後、一旦反発しましたが円高基調が続くなかで引き続き15,000円台での推移となっています。

このように今月に入って下値模索の展開となっている日経平均ですが、こうしたなかでも目標株価が上昇した銘柄が幾つかみられます。そこで今回は一週間前に比べて目標株価コンセンサスがアップした銘柄をピックアップしてみました。

例えばこの一週間で目標株価コンセンサスが6%以上上昇した小野薬品工業 <4528> は本日高値を更新しています。また、アダストリア <2685> やしまむら <8227> は好決算を受けて目標株価コンセンサスが3%以上上昇したとみられます。

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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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