Asian Businesspeople watching a laptop and cheering
(写真=PIXTA)

就職や転職の際に重視することといえば、給与額、知名度、福利厚生などさまざまあるだろうが、中でも「働きがい」を重視する人は多いはず。いくらいい給料をもらっても、知名度の高い企業に入っても、日々過ごす職場で、取り組む業務で「働きがい」を感じられなければ、入社時にはあった「やる気」もいつまでも続かない。

企業リサーチサイト「Vorkers」が2016年度版の「働きがいのある企業ランキング」をまとめた。このランキングの特徴は、実際働いている社員の投稿もあること。その企業の社員がなぜ「働きがい」を感じているかが、生の声で分かるのはありがたい。今の職場環境や、今感じている「働きがい」と比べてみると、これまで見えなかった何かが見えるかもしれない。

【関連リンク】
「働きがいのある企業ランキング」上位の企業に入ることは可能か……?

意外にもIT系が少なめ?

このランキングは、「待遇の満足度」「社員の士気」「人材の長期成長」など8項目について在籍社員・元社員が評価、投稿した5万2016件のレポートをもとに集計されている。全8項目の総合評価のランキングのほか、8項目ごとにも順位付けされている。サイトではリアルな声も読めるので、評価の根拠も細かに探ることができる。30位から順に見ていこう。

30位 三井物産

29位 リクルートマーケティングパートナーズ

28位 三浦工業

26位 リンクアンドモチベーション

26位 セールスフォース・ドットコム

25位 リクルートスタッフィング

23位 リクルートコミュニケーションズ

23位 アルバイトタイムス

22位 特許庁

21位 メリルリンチ日本証券

20位 長野産業

19位 塩野義製薬

18位 リクルートゼクシィナビ

17位 プルデンシャル生命保険

16位 アステラス製薬

15位 日本郵船

14位 GEヘルスケア・ジャパン

13位 野村不動産

12位 P&Gマックスファクター

11位 日本経営

10位 リクルートマネジメントソリューションズ

9位 リクルートキャリア

8位 住友商事

7位 三菱商事

6位 プライスウォーターハウスクーパース・ストラテジー

5位 アジレント・テクノロジー

4位 リクルート住まいカンパニー

3位 Google

2位 マッキンゼー・アンド・カンパニー

1位 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)

トップは3年連続でP&G。過去2年間2番手だったGoogleを抜いて、その2位の座に名を挙げたのがマッキンゼー・アンド・カンパニーだ。2016年に初めてランクインを果たしている。また各経済誌でも特集を組まれるなど注目度が高まっている三菱商事のほか、三井物産、住友商事などの大手総合商社も、順当にランクインしている。

業界別に見ると、IT関連ではGoogleがもちろんトップだが、それ以外のランクインは26位のセールスフォース・ドットコムのみ。不動産業界では、2014、2015年には上位に出ていなかった野村不動産が13位に入っている。(ZUU online編集部)

【関連リンク】
「働きがいのある企業ランキング」上位の企業に入ることは可能か……?