全国各地から逸品が集まる東京駅。何でも揃っているが、だからこそ「ちょっと変わったものを……」というときに難しい。「東京ばなな」などの定番以外のものを紹介する。特にちょっと高級なスイーツを選んでみた(価格はすべて税込み)。
オトナのスイーツ 山田屋まんじゅう「抹茶ドームクーヘン」
グランスタの地下1階に愛媛県松山市で140年続く老舗和菓子屋・山田屋まんじゅうの東京駅限定の商品がある。その名は「抹茶ドームクーヘン」。抹茶の香り高い一口サイズのバウムで、抹茶風味の生地に伝統の山田屋のこしあんが包まれている。
「洋菓子のような和菓子」と表現されるしっとりと柔らかく不思議な食感ながら、若い人からお年寄りにまで好まれるしっかりとした抹茶味で、実家の家族用に購入するには間違いないだろう。価格は10個入りで1620円。
甘いものが苦手な人にも 帝国ホテル「開業記念チョコレート」
老舗帝国ホテルの東京駅エキナカ店におすすめの商品がある。場所は店駅構内の中心部分・セントラルストリートの「Sweets Bouquet 銘菓紀行」。こちらも東京駅限定の「開業記念チョコレート」だ。15本入りで2000円で、東京駅の外観の絵が飛び出す絵本のようにあしらわれたパッケージなど、全体的に高級感のあるデザインとなっている。
帝国ホテルの名前はあまりスイーツに興味のない人でも知っているので、その点でもオススメだ。セットはカフェマーブル、苺ラズベリーマーブル、アールグレイマーブルの3種類で、マーブル模様の口どけなめらかなチョコレートバーとなっている。帝国ホテルのスイーツショップは、東京駅セントラルストリートの他には羽田空港にあるだけ。その貴重さも併せてアピールしてみたい。
上品な甘さの白あんと大きなイチゴ 甘楽「いちご大福」
スイーツ好きも多く視点が厳しい女性陣を納得させるには、意外なところを攻めてみよう。グランスタにある名店「甘楽」のいちご大福の特徴は大きな苺と白あん。人気のいちご大福だが白あんを使用したものは珍しく、ひと口食べると上品な甘さの白あんと大部分を占める苺に驚いてもらえること間違いない。
6個入りで1422円。大ぶりの甘いいちご、少なめのあん、薄めのお餅という最近の苺大福のトレンドを全ておさえた是非チェックしておきたい逸品だ。買ったその日のうちに食べないといけないのが少々ネックだが、いろんな場所への行き帰りに立ち寄れる東京駅のエキナカなので、食べる直前の購入が可能だ。人
職場へのおみやげ・差し入れに? グレープストーン「シュガーバターサンドの木」
さて、お土産といえば忘れてはならないのは職場への差し入れだろう。仕事の合間に軽くつまめるもので、日持ちのするもので……と、その条件は意外とハードルが高い。
そのすべてを満たす代表的なお菓子といえば焼き菓子かもしれない。そこで職場用として購入したいのが、グレープストーンが展開している「シュガーバターサンドの木」。東京駅の一番街に店舗がある。サクサクとした自家製のシリアル生地に焦がした砂糖とバターが絶妙に溶け合っている。
一般的なクッキーやサブレとはひと味もふた味も違う、ぜいたくな味わいだ。もちろん個包装になっているので、各自のデスクの上にそっと置いておくのにもぴったりだ。21個入りで1543円なので、大量購入も可能だ。
見た目も華やか 柿の木坂キャトル「うふプリン」
最後に、「自分へのご褒美」編。仕事を頑張った、大きな仕事を乗り切った……という時には、コンビニやスーパーでは買えない絶品スイーツで自分を労りたい。そんな時におすすめなのが目黒の名店・柿の木坂キャトルの卵そのままの形をした「うふプリン」。値段は4個入りで940円。賞味期限は2日だがバラでも買えるので安心だ。
場所は京葉ストリート内、新幹線乗り換え中央改札の目の前。「うふ」とはフランス語で卵のこと。奥久慈で育った卵を使用したプリンと本物の殻を器にした見た目も華やかで、「特別感」はばっちりだ。
肝心の味も、甘さ控えめのプリンと底の甘く香ばしいカラメルソースとがちょうどいいバランスでかなりレベルが高い。流行りのトロッとしたものよりは多少固めで、「プリン感」がきちんとあるのも特徴だ。
もちろんこの6品意外にも、魅力的なスイーツ店があふれているのが東京駅。ブラブラと歩いているだけでも楽しい。今度の旅行の際には、時間に余裕を持ってのんびりとお土産選びを楽しみたい。(ZUU online編集部)