Zillow,米国,不動産サイト
米国のあらゆる中古住宅情報が手に入れられるZillow。写真はトップページ。検索窓に地域名などを入れて検索する。(写真=リフォーム産業新聞)

米国で中古住宅の売り買いをする際に使われている人気サイトがZillow(ジロウ)だ。中古住宅の紹介サイトは様々あるが、Zillowが選ばれる理由は圧倒的な情報量。なんとサイトには米国全土約1億1000万件の物件情報が掲載されている。現在売り出し中のものは当然として、市場にでていない物件情報も紹介している。

米国では各州において不動産価格情報を公開するルールがあり、Zillowはこのようなオープンデータをより消費者に見やすくまとめられ、幅広く物件情報を得られる点が評価されている。

使い方は住所や郵便番号を入力して検索するか、地図から調べたい州や地域をクリックするだけ。対象物件が売出中の場合、物件の写真をクリックすると、面積、部屋数、現在の推定売買価格、借りた場合の推定賃貸価格が表示される。

さらに過去の価格の推移、物件の航空写真、近隣地域の類似物件、近所で売りに出ている同等物件の価格、近所で売れた同等物件の価格までが表示されるなど、圧倒的な情報量が魅力だ。

同社は2006年、シアトルで設立された。共同創業者のリッチ・バートンとルロイド・フリンクは元マイクロソフトの社員。共にホテル・航空券など旅行に関するオンライン予約を扱うExpediaの設立者。(提供: リフォーム産業新聞 4月26日掲載)

売り出し中の物件画像。販売価格のほか、過去の物件の推定価格等も紹介され、価値が下がっているのか上がっているのかも分かる。(写真=リフォーム産業新聞)
売り出し中の物件画像。販売価格のほか、過去の物件の推定価格等も紹介され、価値が下がっているのか上がっているのかも分かる。(写真=リフォーム産業新聞)

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