突然ですが、あなたは下記の項目にどれくらい当てはまりますか?

  • 無駄遣いが許せない倹約家である
  • 細かいことを結構気にする
  • 気分転換が苦手
  • 一つのことに熱中しやすい
  • 「空気が読めない」と言われることが多い
  • 迷ったら専門家の意見に従う
  • 物事の優先順位が分からなくなる

チェックしてみましたか?

上記に当てはまる個数が多い人ほど、私が考える投資では成功しづらい人です。 それぞれの理由を紹介しましょう。

1. 無駄遣いが許せない、倹約家である

無駄遣いをしない、許せない倹約家さんは尊敬に値します。無駄遣いをなくすために、お小遣帳や家計簿をつけても、無駄遣いする人も多いのですから。

しかし、投資は自分の予想通りには動きません。時には損を覚悟することも必要となります。無駄遣いが許せない人はこの覚悟がなかなかできなかったりします。その結果、さらに損を大きくしてしまいがちです。

2. 細かいことを結構気にする

細かいことに気がつくことそのものは投資にマイナスにはならないでしょう。しかし、細かいことを気にしすぎてしまうと、頭の中が自分の発想、思想、理想に支配され、外に、大局に目が向かなくなります。そういう状態で投資をしても、良い結果にはならないでしょう。

3. 気分転換が苦手

気分転換が苦手な人の場合、損失を出してしまった時の気分のまま取引をしてしまうことがあります。この傾向は頻繁に相場を見ることができない人より、デイトレードなどをする人のほうに見られます。負けて頭に血が上った状態でトレードをして必ず取り返せるほど、相場は甘くはないようです。

4. 一つのことに集中しやすい

一つのことに集中できるというのは素晴らしい能力です。その能力が役に立つシーンはとても多いでしょう。かなり知的な人かもしれませんし、芸術などで成功する可能性もある人かもしれません。しかし、投資では色々な要素を同時に見て判断するということができたほうが圧倒的に有利です。

5. 「空気が読めない」と言われることが多い

空気が読めないという人は、一人でする仕事をする場合は成功する人が多いかもしれません。しかし、株式投資などの相場では多くの人の思惑が行き交います。更に、日本の株式相場をはじめ相場では多くの国の投資家も取引をしています。

相場には色々な国の政治経済などの状況が反映されます。空気が読めないと、重要なことに気がつかないまま取引をしてしまい、結果、損失を出してしまうかもしれません。

6. 迷ったら専門家の意見に従う

迷ったら専門家の意見に従うという人というのは、基本的には素直な性格の人なのしょう。投資が上手になるには素直であることは実は有利です。間違いを素直に認め、損切りができるのは素直な人が多いからです。

しかし、迷った時に専門家の意見に従うというのは、自分で考えないということです。困難を目の前にした時、人任せにしてしまうという弱い面があるのではないでしょうか。これは欠点です。専門家がいなければ、投資ができない人になってしまいます。

7. 物事の優先順位が分からなくなる

この傾向はどちらかと言うと、若い人に多いかもしれません。これは経験で補えるものだということは、多くのビジネスパーソンは知っているでしょう。たくさんのタスクを抱えて、最初はパニックに陥っても、そのうち要領をつかみ、ばっちりこなせるようになります。

ビジネスパーソンとしての成功率もわかる?

以上のことを考えると、投資に成功しやすい人は、

  • 多少の損は許容できる度胸があり、気分転換が得意
  • 一つの物事に執着せず、環境の変化に柔軟に対応できる
  • 進むべき道に迷ったときでも冷静に自分で判断ができる

と言えるかもしれません。

こう見ると、投資家に必要な素質というのは、ビジネスパーソンとして大事なことと大差がないのではないでしょうか。「投資家」とは何も特別な人のことを言うではなく、誰でも素質があるものなのではないか、と筆者は思います。

沼佐 睦美
札幌生まれ札幌育ちのライター。日本の短大卒業後、アメリカの4年制大学に編入・卒業。アメリカで約5年間過ごす。以前は株中心、現在はFX中心に楽しんでいます。新しもの好き、期間限定アイテムに飛びつく習性あり。

(提供: DAILY ANDS

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