「ペンギン系女子」という言葉をご存知でしょうか。

「○○系女子・男子」という言葉があふれる中、近ごろでは、ペンギン系女子を好みの女性のタイプと答える男性が増えているそうです。   犬や猫ならまだしも、さほどなじみがなくあまり詳しい生態がわからないペンギン。それに例えられるペンギン系女子とは、一体どのようなタイプなのでしょうか。

男性の約半数が「ペンギン系女子」を支持

恋愛マッチングサービスの「Omiai」が2016年5月に発表した調査(調査数:男女3000人)によると、男性の約半数が好きな女性のタイプを「ペンギン系女子」と答えているそうです。

ちなみに、女性が思う「男性が好きな女性のタイプ」としては「スポーティで活発なアスレジャー系」との回答が半数を超えており、男女の間で意識の食い違いが見られることがわかります。

「ペンギン系」は現実主義

この調査によると、ペンギン系女子とは、謙虚で努力家、決して浮かれることのない現実主義で、物事を冷静に分析してから行動に移すタイプの女性のことを指すそうです。

ちなみにこのネーミングは、ペンギンが自分は他の鳥のようには空を飛べないことを自覚し、その代りに、努力して泳げるようになったことに由来しているようです。ペンギンが陸地にいる動物であることから、文字通り「地に足がついている」ことも関係しているのかもしれません。

その他、「意外と大胆で、急に海外に旅立ったりする」「自分の判断力に自信があるため、マイペース」「理性的であるがゆえ、失敗した時には猛省する」といった特徴も。

恋愛の場面で言えば、男性から好意を寄せられても「なぜ私なんだろう」という分析から始めてしまい、素直に喜べないといった面もあるようです。また、付き合っている彼から連絡が来ない時にはやみくもに不安がるのではなく、「きっと仕事の手が離せないんだ」と冷静に考えられる、自立したタイプであるとも言うことができるでしょう。

それでは、なぜ今ペンギン系女子が男性に人気なのでしょうか。

ペンギン系女子はなぜ人気?

ペンギン系女子の特徴は、一見すると男性にモテるタイプではないかもしれません。それでも、上記の調査では男性の約半数が「ペンギン系女子が好み」と答えた理由はどこにあるのでしょうか。

それは、時代背景が大きく関係していると思われます。今のご時世、「女性は結婚したら仕事を辞めて家庭に入る」というのは当たり前のことではなくなってきました。

むしろ、若い世代では共働きが一般的になってきましたし、これまでのように右肩上がりの収入が望めない中、男性としても、自分一人で家計を支えていくのは正直苦しいというのが本音かもしれません。

ペンギン系女子の長所を取り入れてみる

このように、なぜ今ペンギン系女子が人気なのか、という理由を探っていくと、なるほどと思える要因もあるのではないでしょうか。「○○系」と一括りにすることに拒否反応を示す人もいるかもしれませんが、男性がタイプと答えることは、広い意味では時代に必要とされる人物像と捉えることもできます。

ペンギン系女子の大きな特徴である「しっかりしていて現実的」というのは、男性から見る理想のパートナーとしても、そして、仕事の場においても、魅力の一つでしょう。

実際、ペンギン系女子は、「部下から見た理想の上司像」としても多く挙げられるそうです。ペンギン系女子の特徴に当てはまらないという人でも、「しっかりしていて現実的」といった長所をこっそり取り入れてみてはいかがでしょうか。

お金のことで言えば、収入をただ銀行の普通預金に置いておくだけでなく、自分が働くと同時にお金にも働いてもらうという考えを持って資産運用をしてみる。そのために知識や情報が足りなければ、セミナーに参加して勉強したり、専門家のアドバイスを仰いだりといった行動力も必要でしょう。現実的に動けば、その分得られる成果は大きくなります。

武藤 貴子
AFP、ネット起業コンサルタント。会社員時代、お金の知識の必要性を感じAFP資格を取得。独立後はネット起業のコンサルとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中。 FP Cafe 登録FP。

(提供: DAILY ANDS

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