キープログラマーを使った盗難も

プリウスは車上荒しだけでなく「盗まれやすい」車種でもある。日本損害保険協会の報告によると、損害保険会社が2015年11月に保険金を支払った事案で、プリウスは最も「盗まれた」車種となっている。プリウスは低速時の静粛性が高いのが特長であるが、それがかえって仇となり盗難にあっても気づかれにくい。

また、海外でも人気の高いプリウスは、外国人の窃盗団のターゲットにもなりやすい。窃盗団の手口は、以前はキーと車両IDコードを照合するイモビライザーをカットするイモビカッターが一般的であった。メーカーも対策を講じ、イタチごっこを繰り返してきたが、最近ではイモビライザーを無力化するキープログラマーが主流になりつつあるという。

ちなみに、車上荒し・盗難ともに最も多い地域は、トヨタのお膝元である愛知県である。

オーナーは車両保険に加入するなどの対策を

7月6日、日本自動車販売協会連合会が発表した2016年上期(1~6月)の新車乗用車販売台数は、車種別でプリウスが前年同期比99.7%増の14万2562台とトップとなった。販売台数が10万台を超えたのはプリウスだけであるが、人気車種は必然的に盗難にあいやすいのが悩みの種だ。

オーナーは、 車両保険に加入するなどして対策を講じる ことをお勧めしたい。(モータージャーナリスト 池谷真子)