主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年3月13日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼12日(木)の為替相場
(1):日銀総裁「適切に金融政策運営をしていく」
(2):米新規失業保険申請件数 予想をやや下回る
(3):イラン新最高指導者 初の声明
(4):米大統領 即時の利下げを要求
▼12日(木)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:神経質な値動き/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
12日(木)の為替相場
期間:12日(木)午前6時10分~13日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日銀総裁「適切に金融政策運営をしていく」
日銀の植田総裁は衆議院予算委員会で円安について問われ、「企業の賃金・価格設定が積極化するもとで、過去と比べると為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくなっている」との認識を示した。「予想物価上昇率の変化を通じて基調的な物価に影響する可能性に留意が必要だ」とした上で「為替相場の動向が経済・物価の見通しや見通しが実現する確度に及ぼす影響を見極めながら適切に金融政策を運営していく」と語った。
(2):米新規失業保険申請件数 予想をやや下回る
米新規失業保険申請件数は21.3万件と市場予想(21.5万件)をやや下回った。これにより4週平均の申請件数は21.2万件となり、前週時点の21.6万件から減少した。同時に発表された米1月貿易収支は545億ドルの赤字で、赤字額は市場予想(660億ドル)より少なかった。輸出が前月比+5.5%の3021億ドルに達し、過去最高を記録した。また、米1月住宅着工件数は年率換算で148.7万件と市場予想(134.1万件)を上回った。
(3):イラン新最高指導者 初の声明
イランの新たな最高指導者であるモジタバ・ハメネイ師は選出後はじめて声明を発表。「効果的な抑止のための防衛を継続するのが多くの国民の意思である」として徹底抗戦の構えを強調。ホルムズ海峡封鎖は「確実に行われる」とした。近隣諸国については友好関係の必要性を指摘する一方で、イランへの攻撃に利用されたとして、米軍基地を対象に「ためらいつつも攻撃を継続する」と主張した。
(4):米大統領 即時の利下げを要求
米国のトランプ大統領は、「連邦準備制度理事会(FRB)の『遅すぎる』パウエルはどこにいる?彼は金利を直ちに引き下げるべきであり、次の会合を待つべきではない」とSNSに投稿。次週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、あらためて利下げ圧力をかけた。