スタミナアップ,疲労回復,肉
(写真=PIXTA)

最近は酷暑が続くことも多く、これから夏がくるのを考えるとげんなりした思いになってしまう人もいるのではないでしょうか。夏を元気に過ごすためには、まずはスタミナが大切です。鍛えるよりも先に、手軽に取り入れることができて効果が感じられる方法があることをご存じでしょうか。それは、最近改めて注目されている、肉をしっかりと食べる「肉食」です。今回はその肉食についてご紹介します。

「夏バテ」を軽視するのはNG! 酷暑到来の前に必須のスタミナ対策

夏の厳しい暑さによる夏バテは、放っておくと深刻な健康の悩みに発展してしまいます。疲労感や倦怠感、食欲不振など仕事や普段の生活への影響は、大きなダメージとなることでしょう。熱中症や夏バテ対策として、水分補給が大切だということはよく知られていますが、水分補給だけでは十分な対策とはいえません。体の基礎を形づくるさまざまな「栄養素」を補給すること、特に体力の素になるスタミナをつけることが、夏の暑さによる体力低下対策には欠かせないポイントになるのです。

辛い夏バテになってしまわないように予防法としておすすめなのが、スタミナのつく食事をしっかりと摂ることです。当たり前のことのように聞こえますが、これを効果的に実践できている人は意外と少ないかもしれません。

エネルギーを生み出す源が詰まっている「肉」でスタミナをつける

スタミナ不足は、簡単にいうと「タンパク質不足」のことを意味します。タンパク質は、筋肉や体組織の組成と修復・血液の生成などを行うために必要な栄養素です。これが不足すると、体力の低下や疲れなどを感じやすくなってしまいます。

タンパク質をサプリメントなどに頼らず、自然な食事からしっかりと摂取するには肉を食べることが最も効率的です。また、肉にはビタミンやミネラルといった筋肉や皮膚の組成・修復、健康的な活動のための栄養素が豊富に含まれており、これらの栄養素は摂取したタンパク質をエネルギーに変換するのに欠かせません。実は、タンパク質単体では役には立たず、ビタミンやミネラルを同時に摂ることで初めて効果が発揮されるのです。

つまり肉は、皮膚や筋肉を形づくりエネルギーとなるタンパク質と、その力を効率的に利用するためのビタミンやミネラルを、同時に自然な形で摂ることができる貴重な食材といえるのです。