アレルギー症状を抑える食べ物・飲み物6選
それでは一般的に「アレルギーを抑える」といわれている食べ物を見てみましょう。
1. レンコン
根菜類のレンコンには、ムチンという粘膜を強化してくれる成分が多く含まれています。レンコンにはネバネバの粘り気がありますが、このネバネバの正体である「ムチン」は、粘膜を保護する機能や保水力にも長けている優秀成分です。ヒトの免疫機能である粘膜をより強化し、アレルギーに対して免疫力アップにも貢献してくれます。またレンコンには、ポリフェノールやビタミンCも多く含まれており、どちらも皮膚の活性化にはかかせない成分です。食物繊維も豊富のため、便秘解消も期待できるでしょう。
2. 納豆
上記のレンコンと同様、ネバネバ成分の納豆菌、ナットウキナーゼが抗アレルギーに役立ってくれます。ヒスタミンの発生を抑えてくれる効果が見られ、腸内環境も整えてくれます。納豆がニガテという人は納豆菌サプリなども販売されているため、利用するといいでしょう。
3. ヨーグルト、乳酸菌飲料
ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、腸内の善玉菌を増やす効果が期待できます。善玉菌が活性化されることで体調改善や免疫力の強化につながり、抗アレルギーにも役立ってくれるでしょう。また、乳酸菌を含んだアレルゲン食品に効果があるとうたわれているドリンクなら購入も手軽です。普段の食事にも簡単に取り入れることができそうです。
4. キャベツ、ケール
ビタミンCはヒスタミンの放出を抑制する働きがあります。そのためビタミンCの多く含まれた食材はアレルギー症状を押さえる効果があります。
キャベツのビタミンC含有量は、100グラム中41ミリグラムです(文部科学省『五訂増補日本食品標準成分表』より)。このたっぷり含まれているビタミンCが、ヒスタミンの抑制に役立ってくれます。またキャベツの原種であるケールも抗アレルギー食品です。味に癖があるため、ケールが含まれている青汁を利用すると摂取しやすいでしょう。
5. オレンジ、イチゴなど柑橘系の果物
先に述べたように、ビタミンCを多く含んでいる食品はヒスタミンの抑制効果が期待できます。オレンジ、イチゴ、レモン、ブルーベリー、ぶどうといったフルーツはビタミンCを多く含んでおりおすすめです。また、ビタミンC効果で肌状態が改善されることも期待できます。
6. 緑茶
殺菌効果もあるといわれる緑茶は抗アレルギーにも役立ち、「カテキン」が力を発揮してくれます。またウーロン茶や甜茶(てんちゃ)などにも抗酸化物質が多く、ヒスタミンを抑制する効果がみられます。
アレルギーを抑えてストレスフリーの生活を
今回ご紹介したアレルギー症状を抑える食べ物は、こればかりを摂取していれば効果があらわれるというものではありません。やはり栄養バランスの整った毎日の食事が基本となります。
健康を意識した身体に優しい食生活をこころがけながら、アレルギーを抑えてくれる食材を上手に取れ入れてみてください。 (提供: ヘルスグリッドオンライン )
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